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         7 新たな研修

 アンドロイドの振りをしたマリエールは研修に勤しんだ。ある日急患が運ばれた。重症の怪我人だ。回復魔法が効かなかった。

           7  新たな研修


 新たな研修は薬師のところで始まった。アンドロイド達にゴブリンを討伐してもらいその肝臓で炎症を抑える薬を作るのが主な仕事だ。誰もマリエールだとは思わない。15歳の姿だから。他の薬もアンドロイドが採集してマリエールが作る。病院としては新鮮や薬剤が手に入って助かる。マリエールは薬を作る技能や知識が手入って助かる。お互いウィンウィンの関係だ。時々外科や内科などに行って手伝う。縫合は良く任される。マリエールの技能は病院でも評判になった。先日は新生児の取り上げをした。順調に進んでいる。

 ある日、工事現場から急患が運ばれた。マリエールは回復魔法をかけるが治らない。マリエールの回復魔法は重症患者や欠損には効かないのだ。結局その患者は腕を切落とした。重症患者や欠損に効果のある回復魔法が欲しい。マリエールはそう願ってアンドロイドを残し旅に出た。

 はっきりした当てがあるわけではない。南の海の向こうへ行けば何らかの手がかりがあるのではないかと思った。当てのない流浪の旅路だ。しかし、重症患者や欠損は何としても治したい。それが旅の目的だ。マリエールはアンドロイド達にも手がかりがあれば教えて欲しいと伝えて旅だった。

 始めの島には万病を治す呪術師がいた。見学させてもらった。確かに彼は天才的な呪術師だった。呪術は魔法に似て異なものだがマリエールは目的が達成できるのであれば魔法でも呪術でも良かった。呪術師は、

「私のところに怪我でやって来る者は少ない。あなたの目的が叶えられるかどうか判らないが判らない。」

マリエールは構わないと答えた。マリエールは呪術師から呪術を伝授されることになった。呪術師は、

「呪術とは相手つまり患者のことを知り、神の力を借りて患者の在るべき形にする術だ。主に患者の心や身体のあり様に作用する。故に患者の心のあり方も関わるし術師の力量も関わる。お互い信じ合い術を行えば大きな効果が得られる。」

マリエールは呪術師から伝授された。鎮痛解熱と整形の秘法だ。マリエールの求めるものとは違った。

 マリエールはサジという万能の医師を頼った。サジの治療の様子を見せてもらった。開腹手術だった。心臓の手術だった。心臓に欠陥のある患者だった。見事に成功した。マリエールはサジの伝授を受けることになった。サジは、

「私の技は手術だ。お前の望むような技は得られぬかも知れないぞ。」

マリエールは了とした。マリエールはサジから伝授を受けた。マリエールは手術の技の伝授を受けた。マリエールは思うようなものを得られなかった。

 マリエールはその後も様々な師を頼り様々な伝授を受けた。思うようなものは得られなかった。マリエールはそれぞれの師にアンドロイドを託し、更なる技術を得ようとした。そしてマリエールは神に出会った。出会いは唐突だった。マリエールは良き師に出会えるように感度を上げていた。そうしていたら女神の存在を感じたのだ。マリエールはこれだと思った。

 マリエールは重症患者にも欠損にも効果のある回復魔法を求めて旅に出た。中々その魔法を得ることはできなかった。

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