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          6 研修

 外科病棟での研修はとても有意義だった。傷口の縫合、炎症を抑える薬、開腹手術-----------。薬師の先生の指導も魅力的だ。

            6  研修


 病院での研修は非常に有意義だった。怪我の治療は回復魔法の得意分野だが、傷口を縫ったり炎症を抑える薬を使った事がない。動物で練習したり薬師に聞いたりした。後この世界には開腹手術がある。盲腸炎と帝王切開だ。傷口を縫う技術と消毒、炎症を抑える薬と手術の技術、診察と判断の的確さなければ出来ない。外科の担当医師は、

「怪我の治療は時間と勝負だ。開腹手術でも同じだな。炎症を抑える薬があっても絶対ではない。炎症が広がれば壊死になる。壊死した部分は治療が出来ない。切り落とすしかない。切り落とせない場所が壊死したならば死を待つしかない。」

壊死した想定で動物の四肢を切り落とし治療する実習もあった。動物はまだ小さいが人間の四肢は難しい。

 薬師の研修は薬草の種類から薬の作り方、効用から調合の仕方と幅広く薬の種類も多い。炎症を抑える薬は魔獣の内臓を原料にして作る。主にゴブリンの肝臓を原料にしている。ゴブリンの肝臓から炎症を抑える薬を作る実習があった。薬師の先生に、

「2人とも上手く作れましたね。これは成功です。マリエールさんは魔獣が討伐できてアイテムボックスまであるのでしょ。内臓は直ぐに腐ってしまいますから時間との勝負ですよ。素早く作ることが肝要ですね。」

と言われた。

 内科では病気の種類と診察でどうすれば見つかるか。対処方法と治療薬である。

「病気は感染症とそれ以外に分けられるが、感染症は伝染る病気、それ以外は伝染らない病気と言っていいでしょう。感染症には炎症を抑える薬が効く場合が多いです。」

内科は覚えることが多い。実習も結構ある。動物にわざと嚥下失敗させて対処したり、動物に食中毒させる物を食べさせて対処したり

人工呼吸、心臓マッサージ---------------。内科も奥が深い。

 産婦人科、整形外科、耳鼻科、眼科---------------。気がつけばもう2ヶ月が経った。まだ全く身に付いていない。延長を申し出たが院長は、マリエールに、

「きみは各科や薬局から即戦力になると言われているし、回復魔法は魅力的だからいて欲しいのだが公爵や親御さんとの約束があるからそうゆうわけにはいかないのだ。申し訳ないが延長は認められない。」

と言われてしまった。マリエールは1体のアンドロイドを出した。

「このアンドロイドは回復魔法も使えますし、私と繋がってますから私と同じ能力知識があります。共有アイテムボックスがありますから、私や私のアンドロイドがゴブリンを討伐すればこのアンドロイドのアイテムボックスに入ります。念話が通じますので必要な物が私や私のアンドロイドに伝わり直ぐに手に入ります。このアンドロイドを病院に置いて下さい。」

院長は了解した。

 マリエールは大人しく病院の研修を終えた。アレンと一緒に公爵家に戻り迎えに来ていた子爵と領地に戻った。実はアンドロイドと言って院長に渡したのが本物のマリエールだとはその時誰も気付かなかった。

 あっという間に二ヶ月が終わった。マリエールは延長を求めるが認められない。代わりにアンドロイドを出した。

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