3 準備
アンドロイドを2体追加した。1体はマリエールの容姿の者領民支援のためだ。もう1体は冒険者用だ。お金が必要かも知れない。
3 準備
公爵との話しでは2ヶ月ほどになる筈だという。その間アレンも一緒に研修するそうだ。マリエールは早速準備に取りかかった。先ずアンドロイドを2体用意した。1体はマリエール同じ容姿のもう1体は冒険者用だ。マリエールの容姿のアンドロイドは領民援助だ。2ヶ月の不在で餓死者が出たりして欲しくないのだ。もう1体のアンドロイドはお金が必要ではないかという危惧だ。念の為に持っていた方がいいだろう。
父親の子爵は、
「公爵はマリエールをお気に入りになったようだ。公爵の期待に応えられるように勉学に励んで来い。我が家の娘が公爵家の長男の第一夫人にはなれないだろうが公爵家と縁付く事はあり得る。ともかく心象は良くしておくに限る。」
母親は何着も衣類を用意してくれた。これはありがたい事だ。これまでは幾らお金があっても領民支援に使ってしまって姉のお古を着ていたけど、公爵家に行くのにそれは不味いだろうと思う。
これまでお金があればあるだけ領民支援に回してきたが暫くお預けだ。貯蓄に回す。
オーク肉はむしろ増えた。アンドロイド冒険者2体はオーク狩りも一般依頼も受けられるが、マリエールの容姿のアンドロイドはオーク狩りしか出来ない。
アレンからの手紙は良く来る。
「今日、来月からお世話になる先生方に挨拶に伺いました。どの先生も優秀な事は知っていましたが、今日は外科医の先生が傷口を縫う様子を見せて頂き感激しました。深い傷にはこの方法が有効ですね。回復魔法で深い傷は治りますか。また薬師の先生から薬草採集から薬剤の作り方、どの薬剤がどの疾病に効きどんな調合をするのか教えて頂きました。傷口の炎症を抑える薬もあるそうです。怪我人の治療に役に立ちそうですね。」
もしかして抗生物質? この世界に存在する筈がない。しかし同じ効果のある薬があれば領民の医療は飛躍的に改善する。来月が楽しみだ。マリエールもアレンに手紙を送る。
「手紙を拝見しました。我々の研修先の先生方は立派な方々のようで来月が楽しみです。傷口を縫う手法や怪我の炎症を抑える薬など興味深いです。是非知りたいですしやりたいですし使いたいです。学びたい事が沢山あります。来月からよろしくお願いします。」
マリエールは来月がとても楽しみだ。看護士として基礎はあっても実際には出来ない事ばかりだ。自分の力のなさを思い知らされる毎日だ。真に領民を救済するには医療技術や知識が不可欠だ。自分に欠落した部分を補ってくれようとして下さる公爵に感謝する。マリエールは自分は恵まれていると思った。
公爵家に向かう日が来た。明後日には公爵家に到着する筈だ。事前学習もある程度出来た。医学、薬学の基本的なものだ。私の常識とは違うものだ。薬草だって私の知らない多種多様な物がある。魔獣から得る薬もある。まだ存在を知らないドラゴンを使ったエリクサーもあるらしい。消毒薬にアルコールはあるが上流貴族には植物油が使われる。医療技術も思ったよりも進んでいる。私の学習不足だ。
医学、薬学の基本を学習した。マリエールの常識とは違う。薬草も多種多様だ。魔獣から得る薬もある。ドラゴンからはエリクサーが得られる。




