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 7歳の貴族には王宮でお披露目がある。7歳の子どもと家族なので人数はあまり多くないが国王陛下への挨拶がある。

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 7歳の貴族の子ども達は冬の社交シーズンにお披露目がある。社交会に子どもも参加するのだ。7歳の子どもがいる家族限定なので人数はさほどではないが国王陛下に7歳の子どもが直接初対面の挨拶するという試練が待っている。

 国王への挨拶は爵位順なので大分間がある。その間のあいだに色々な人で練習する。父の子爵が誘導してくれるので安心だ。何人か目が父がその傘下に入っている公爵だ。公爵にも7歳の子どもがいる。第三夫人の子どもだ。マリエールは公爵に挨拶する。

「この喜ばしい門出の日にお目かかれ光栄です。子爵の一子、マリエールと申します。公爵様には大変お世話になっております。王都にお披露目に参りました。何分不慣れでございますがよろしくご指導ご鞭撻賜りますようお願いします。」

何とか無事に挨拶出来た。後は返事を待つばかりだ。公爵は、

「私の息子と比べようにならないくらい優秀なようだな。その年で領民の援助もしていると聞いた。類稀な才能なようだ。我が領地は医療が盛んだ。その方も回復魔法が使えると聞く。医療の知識があれば回復魔法を併用して効果も上がるだろう。一度医療の勉強に来ないか。この息子も将来医師の道目指すと言っている。いい話し相手になるのではないか。」

興味深い話しだ。正直前世の看護士の知識はあまり役に立っていない。世界が違い過ぎるのだ。この世界の医療の常識を学びたいと思っていた。マリエールは父親を見た。父親は頷いた。

「ありがとうございます。私も医療の知識を身に付けたいと思っておりました。是非とも参上したいと思います。」

とんとん拍子で話しが纏まり一ヶ月後マリエールは公爵領に行く事になった。

 国王との挨拶も無事に終わり参加同士の交流も円滑に進んだ。子ども同士の交流に移った。前世小児科病棟にいたので慣れている筈だが同じ立場というのが難しい。増して爵位で上下関係もあるので厄介だ。

 公爵の子どもアレンが一緒なのは助かった。凄く穏やかな子どもで医療に関する造詣が深いのでとても話し易い。マリエールは、

「怪我人場合は判り易いです。余程酷い怪我でない限り傷口を水で洗い、出来ればお酒で消毒して回復魔法を掛ければだいたい治ります。怪我を負って時間が経った場合は難しいですね。炎症が広がり

部位が腐ってしまった場合は回復魔法は効きません。切り落とすしかないと思いますが私には無理です。患者さんやご家族にそう告げるのは心苦しいですが告げるしかありません。」

アレンは感心しきりで、

「回復魔法を見た事があまりないので、効果のほどは知らなかったのですが。大変有用な魔法のようですね。壊死の進んだ、怪我は切り落とすしかありませんが、血管の処置が必要なので専門の知識がないと無理ですね。第一切り落とす刃物が汚れていては死を早めるようなものですし。部位にもよりますが、相当に力が必要な事ですから子どもには無理ですね。」

アレンとの会話は楽しかった。

 公爵家の傘下に子爵家がある。マリエールは公爵に挨拶した。医療を学びに公爵家にマリエールが招かれた。

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