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嘘告された幼馴染が復讐をするとこうなる  作者: 猫の集会


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6/7

やりとり

 ミソノンの元浮気相手の先輩は、

「ムギ、なにしてんだよ」

 と、女の先輩に向かってこわい顔をむけた。


 すると女の先輩がボロボロ泣き出し、

「この女がっ…悪いことしたからじゃんっ‼︎お仕置きっ…するつもりで、きたんじゃん。」

 と、泣きながらも息切れしながらまた、おこり出した。


 あーあ。


 せっかく落ち着いてきたのになぁ。



 タイミング悪くくるよねー。



「ムギ…泣くほどオレが好きだったのかよ。ごめんな…いろんな女と遊びまくって…。そんなに好きならもう浮気しないよ。ごめんな、帰ろう」


 健久先輩が泣いているムギ先輩の手を繋ごうとしたとき、泣いていたムギ先輩が健久先輩の手を振り払った。


 そしてわたしの方をみて微笑みながら言った。


「わたし、健久とはさよならする。だからよろしく」って言いながら、こちらに手を向けた。


 なのでわたしは、健久さんとやらに

「残念ですが…もうムギさんは、わたしたちと付き合いますので、諦めてください。」

 と伝えた。


「はあ?わたしたちと付き合う?どういうことだよ?」

「気になります?なりますよねー。じゃあ、わたしたちの観察でもなさったらいいですよ。かやのそとから《・・・・・・・》ですけどね。それじゃ、帰りましょうか。」

「「うん、帰ろー」」


 わたしたちは、呆気に取られいる健久先輩をおいて、下校した。



 ポカン顔の男の人って、ほんとに面白いですね。


 健久先輩もおバカさんなんですね♡



 学校を出ると、ムギ先輩が公園に寄って行かない?と誘ってくれた。


 そして何やらバッグからお菓子を出してきた?


「…これ、からだにいいやつで作ったお菓子なんだけど…食べる?」

 と、恐る恐る差し出してきた。



「「えっ?手作りですか⁉︎」」

「うん」

「「いただきます‼︎」」


 わたしたちは、お菓子を美味しくいただいた。


 話をきくと、ムギ先輩はお菓子作りが得意なんだけど、砂糖の量がいつも多くて、どうにかならないかなと、色々考えて砂糖なくても素材そのものを活かして美味しいものを作ることに成功したのだとか。


 でも、食べてくれる人がいなかったとか…


 なんなら、両親が基本的にどちらもほとんど家にいなくて、ぼっちだったらしい。


 そこに健久先輩が現れて、執着し過ぎたのだと…


 それにしてもお菓子がおいしい。


「わたしたちが求めていたやつだ‼︎」

「それな‼︎」

 ふたりして、目を輝かせて手を取り合った。


「あはは、なんかふたりって面白いね。さっきは、ごめんね」


 ムギ先輩が初めて笑った。


 めっちゃかわいい八重歯っ‼︎


「先輩、八重歯…かわいすぎじゃないですか?」

 うんうんと、ミソノンも頷いた。


「あー、これね…わたしは嫌いなんだ」

「なぜです?武器じゃないですか。そんな最高のアイテムがわたしも欲しかったですよ」

「わたしもですー。」

 ミソノンも羨ましそうにしていた。


 こうして、彼氏を奪ったり奪われたりした三人が仲良くなった。


 はたからみたら、奇妙な集まりにしかみえない。


 それでいいんです。


 みえなければみえないほど、みえてきちゃうんだよね。


 蓮くんも健久先輩も、もうすぐシビレを切らしてわたしの元へやってくること間違いなしです。



 ムギ先輩は、次の日わたしたちのクラスへ遊びにきてくれた。


 美味しいおやつを持参して。



「「おいしーっ‼︎」」

「でしょ〜」

「「うんうん‼︎」」

「あ、今日放課後うちに遊びに来ない?まだまだたくさんお菓子あるの」

「「いきまーす」」


 わたしたちは、笑顔が溢れんばかりだ。


 今までは、放課後どうするーってなりつつあったが、ムギ先輩の家に招待されるようになって、放課後が倍楽しくなった。



「ねぇ、ふたりって肌キレイだよね?」

「ふふ、それ聞いちゃいます?」

「えっ、てことは…いい情報があるの?」

「「ありまーす‼︎」」

「えー⁉︎教えてよー‼︎」

「仕方ありませんね」

 てな感じで、わたしたちは毎日生き生きとはしゃいだ。


 それをジッとみている、かやのそとの蓮くんと健久先輩。


 おバカさんだよねえ、ほんとあのお二人さんは。



 で、先にシビレを切らしてわたしのところへやってきたのが蓮くんだった。



「ちょっといい?」

「またぁ?仕方ないなぁ。ちょっといってくるね」

「はーい」


 このやりとりをクラスの人たちは、不思議そうにみていた。


 蓮くんは、別れた彼女の友達と付き合いだして、しょっちゅう廊下でイチャイチャを繰り広げているのだから。


 ほんとは、イチャイチャなんかしていないんだけどね。


 会話なんか、ふたりにしかわからないし、ただただ廊下で仲良く話しているってみられているのだろう。


 でも実際は…

 

「あのさ、オレ…好きな人いるんだ」

「へえ」

「だから、別れてよ。」

「蓮くんは、まず鍵を探さないとだね」

「は?」

「鍵、はずさないかぎりあかないよね?」

「なに言ってんの?」

「わからないなら、やっぱり蓮くんは、おバカさんだよ?」

「はあ?ふざけんなよ」

「蓮くん、ふざけてなんぼよ」

「意味わかんねーんだよ」



 やだ、ケンカ?

 蓮くんお怒り?


 ヒソヒソと、廊下をすれ違う人たちがいう。


「もういいよ」


 蓮くんは、教室へと入ろうとした。


「まぁだだよ」

 わたしの言葉に蓮くんは、かなりイラついた顔をしていた。


 そのとき、ふと理生と目があった。


 一瞬、理生の口角が上がったようにみえたのは、気のせいだろうか?


 蓮くんは、振り向いてわたしになにか言ってきたっぽい。


 たぶん、クソ女っていったのかなぁ?


 へぇ、そんなこと言ってきちゃうんだねー。


 いいよ、ならもっとクソ女になってあげちゃうよ⭐︎



 続く。






 

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