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嘘告された幼馴染が復讐をするとこうなる  作者: 猫の集会


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2/7

修羅場

 おバカな蓮くんから奢ってもらったジュースを堪能しながら、歩いて帰っていると、理生がわたしの家の前でウロウロしていた。


「理生…?」


 わたしの声に気づいた理生は、わたしに心配そうな眼差しを向けてきた。


「みくる、その…なんか、大丈夫か?」


 たぶん嘘告されて落ち込んでいるんじゃないかって、心配してくれているんだと思う。



 理生…


 久しぶりに間近でみる理生は、わたしよりも全然背が高くて、なんだかとっても男の人って感じだった。


「わたし、強くなったの。だからね、大丈夫。みててよ、わたしの新しい、新みくるを」



 理生は、なんだかよくわからないけど、わたしを応援してくれると言って、背中を押してくれた。


 さてと、やることがたくさんだ!


 蓮くんのおかげで、わたしは大忙しの夜を過ごした。



 そして、次の日…


 わたしが教室に入ると、皆がざわついた。


 え、転校生?

 って言っている人もいる。


 ふふ


 朝イチ、蓮くんをみつけて微笑んだ。


「あ、おはよう。わたしのれーんくん♡」


 わざと大声で言ってやった。


 すると案の定、蓮くんのホンカノのミソノさんが蓮くんのところへ一直線。


 あーあ、修羅場よ。


 でも、わたしはそんなことどうでもいい。


 ぶっちゃけ、自分からわたしにふっかけてきたんだものね。



 修羅場の二人を気にすることなく、クラスの人気者となったわたしは、一斉に皆に取り囲まれた。


 なぜぼっちからの人気者になったかというと、もちろんイメチェンだ。


 まず、放課後あれから美容院へ行って、前髪をばっさりしてもらった。


 今までは、前髪カーテンをしていたの。


 そうすれば、みんな近寄りがたいでしょ?


 しめられたカーテンを、わざわざあける人っていないものよね。


 でも、カーテンをオープンにすることによって、自分の見晴らしが、こんなにも違うのかと正直…驚いている。


 メイクは、昨日姉に教わった。


 スカートの上げ方や、制服のきかたまで。


 ボタンひとつ外すのも、襟を少し広げるのも、こんな少しの手間で、そんなにもかわりますか?ってくらい、大違いでかわるものなのだと、びっくりの連続だ。


 まあ、陽キャ軍団にしてみたら、こんなの日常的にやってますけどね?って感じだけど、わたしがやったことによって、皆驚いてくれたのだ。



 しばらくすると、蓮くんとミソノさんがこちらにやってきた。



 そして、腕組みして仁王立ちのミソノさんがわたしに、

「あんた、人の彼氏を自分の彼氏みたいに言うのやめてくれない?彼女は、わたしだから」

 と、息巻いた。


「へぇ、でもミソノさんって彼氏二人もいるんだぁ?この前みたよ?先輩と腕組んで歩いてるの。あれは、おにいさん?」

「えっ、あー…う、うん。あに…だけど?」

「えー、そうなんですねぇ、先輩」


 慌てて振り向くミソノさんは、とても驚いた顔をしていらっしゃいました。


 蓮くんももちろん驚いているみたい。

 

「は?ミソノ…二股してたのかよ⁉︎なら、オレたち終わりだな。てか、オレにはみくるがいるからさよならだ。」

「そ、それは…あんたこそ、人を責める資格ないじゃん‼︎もういいよ、わたし先輩と付き合うし。ねぇ、先輩?」


 先輩とやらは、

「いや、ごめん。ムリだわ」

 と、手をひらひらさせて行ってしまった。


 先輩には、悪いけど浮気女の本性が早くわかってよかったのじゃないかな。


 先輩が立ち去った後、ミソノさんが、わたしをすごい顔で睨んできた。


 そして、

「あんたのせいだから‼︎どうしてくれるのよ‼︎責任とりなさいよね‼︎」

 と、怒りまくっていた。


 ふふんと微笑み、わたしはミソノさんに言ってやったの。


「一人をきちんと愛せないなら、そもそも誰もあなたにちゃんと向き合ってくれないんじゃない?」

 って。


「はあ?そもそも、人の彼氏奪ったあんたに言われたくないんですけど?責任、とりなさいよね」



 …


「責任ねぇ、…わかりました。ミソノさん、わたしと付き合いましょう」


 ⁉︎


 そこにいた皆が驚いた顔をした。


 もちろんミソノさんもね。




 続く。




 

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