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嘘告された幼馴染が復讐をするとこうなる  作者: 猫の集会


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1/7

おバカな蓮くん

 オレには、みくるという幼馴染がいる。



 昔は、よく一緒に遊んでいたが、高校生の今はただの同級生。


 同じ学校なのだけれど、ほぼほぼ会話なし。


 なんなら、目も合わない。


 というか、目を合わせてももらえない。


 いつの日からか、オレは嫌われた。


 自分がなにをどうしたのかは、わからない。


 ただとにかく、避けられているのは、間違いない。



 そんなある日友達のれんが、廊下を歩いていたみくるをみて、

「あいつって暗いよな」

 と言いながらニヤついた。


 それを聞いた他の友達もニヤついていた。


 そして、蓮がいきなりとんでもないことを言い出した。


「おれ、みくるゲットしてくるわー」

 と、笑ったのだ。






 ⭐︎     ⭐︎    ⭐︎



 わたしの名前は、みくる。


 基本わたしは、ひとりでいる時間が好き。


 でも、ほんとは…


 …


 昔は、よく幼馴染の理生りおと一緒に遊んでいた。


 だけど理生は、どちらかといえば陽キャだ。


 だから、なんか…こんなわたしと一緒にいたらいけない気がして、そのうち意図的に避けるようになってしまっていた。


 同じ学校だけど、もう他人同様だ。



 理生は、わたしのこと幼馴染だってことすら、友達にバレたくないんじゃないかな。


 …


 そんなある日、クラスの人気者の蓮くんが、放課後話があるって話しかけてきた。


 なんだろう?


 わたしに用事なんて珍しいなって、少しソワソワした。


 なんなら、蓮くんの友達も少し離れたところから、ニヤニヤしていた。


 でも…理生だけが真顔だったの。


 どうしてだろう?


 理生は、こんなわたしに呆れているのかもしれない。


 あんなやつ、別の高校行けばいいのにって、内心思っているのかもしれない。


 なんでわたしたちは、同じ高校なのだろう。


 かわりたいな。


 理生みたいに、明るく…楽しく…エンジョイしたいけど…


 なかなか、どうしたらいいか…



 そんな時、チャンスが巡ってきたの。


 そのチャンスをくれたのは、蓮くんだった。


 放課後に呼び出されて、わたしを好きって言ってくれた。


 それがすごく嬉しくて、すぐさまオーケーした。


「わたしでよければ」

 と。


 しかし、その後すぐに

「ウソだよ、ばーか」

 って言われたけど、わたしはそんなことお構いなしだった。


 蓮くんは、わたしの表情を伺っているみたいだったから、わたしはにっこりして携帯を掲げた。


 そして再生ボタンをポチり。


「この度、わたくし蓮はみくるさんに恋をいたしました。好きです。付き合ってください」


「ふふ、録音いたしましたよ?今日からよろしくお願いしますね、彼氏の蓮くん」


 蓮くんは、ギョッとした顔をした。


 そして、コソコソ隠れていた蓮くんの友達も、顔を見合わせて戸惑っていた。


 理生は、いなかったみたい。


「コソコソ隠れているお友達おもいのみなさんが承認ですねー。とりあえず彼氏の蓮くん、わたしのどがかわいたなぁ」


 …


「は?そんなの知らねーよ」

「あらあ?じゃあ、あなたの彼女のミソノさんにこれを今すぐ携帯で…」

「バカ、やめろよ。わかったよ…買います‼︎買えばいいんだろ‼︎」


 半ばヤケクソの蓮くん。


 渋々、ジュースを買ってきてくれた。


「わぁ、蓮くんよくわたしの好み知ってるねぇ。ありがとう」

 と、わざとらしく喜んだ。


 でも、これはミソノさんの好物なのよねえ。


 いっつもこれ飲んでるものねぇ。



 蓮くんって、おバカさん♡



  続く。



 

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