表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生して、猫耳少女にビキニアーマーを!  作者: ノベル・スタッカート
第二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

59/62

ゾーン

それは一瞬の事だった。

キャットが止める間もなく動いたミネコの槍は、正確にメイドさんの心臓をえぐり取っていた。


「にゃにゃっ!?は、はやく、病院っ、魔法!ど、どうしたらいいにゃっ!?」


あたふたと焦ったように右往左往するキャットを尻目に、僕はミネコへと近づきその肩をポンと叩いた。


「……ハッ⁉あれ⁉なんで自分、メイドさんの胸突き刺してるであります!?」


「君が自分で突き刺したんじゃない」


「まさか、そんなそんな……あ、もしかして自分またヤッチャッタであります!?もしかして!」


そういうとミネコは、頭を抱えて「やっちまったでありますー!」と大げさに天を仰いだ。


「自分、集中しすぎるとゾーンに入っちゃって、他の何も聞こえなくなっちゃうのでありますよ……今は、入ってくる人間に対して警戒しまくりの、しまくりだったであります……少しでも危なそうなら、すぐ心臓を突けるようにって集中してたでありますよ……」


「そうなの?」


「そうであります、ここは敵地、皆的だから警戒しろって。こっちから先に動けるようにって……ああ、訓練でもさんざん言われたでありますよ。『ミネコ、お前はゾーンに入った時は、強い。圧倒的に強い。だが、周りが見えなくなってしまう。騎士とは守る物、周りも見えてこそ一人前。お前は周りをもっと見るべきだって』先輩からさんざん言われたであります」


「はへー」


なんかすごい長々と語ってる。


「えっと、つまり悪い癖が出ちゃって、メイドさん殺しちゃったって事?」


「そうなるであります」


「うわぁ、いつかやらかしそう」


「今やらかしたでありますよ……」


そう言って落ち込むミネコだが、それは杞憂だろうきっと。


「ねえ、ミネコ?アンデットって、悪い物?」


「え、いきなり呼び捨てでありますか?まあ、別に構わないでありますが……えっと、アンデットは悪い物……でありますか?当たり前でありますよ、死体を動かす魔法はそもそも禁忌でありますし、アンデットを作ったらそれだけで悪人であります」


「あ、うん。まあそう言う事効きたかったわけじゃないんだけど……まあいいか」


「何かあったであります?」


そう、僕の方を見て尋ねる彼女のほっぺたをむにゅっと挟み、メイドさんの方を向かせた。

……やっぱり、やわらかかった。


「にゃっ!?い、いきなり、にゃにするでありますか!?」


少し裏返った声で、ミネコは「あわわ」と手を振った。


「柔らかくて気持ちいいね」


「あ、ありがとうございます」


「もっともんでもいい?……じゃなかった、とりあえず、メイドさん見て」


「あ、え?駄目……前、でありますか?」


そう言われたミネコは視線をメイドさんの方へと向けた。


ミネコの心臓は、きっちりとメイドの心臓の位置を抉っているように見えた。

だがしかし、おかしいか。


メイドからは一滴も赤い液体が流れ出ていなかったのだ。


刺さった場所から流れ出ている物は、血とは違う……何か分からない、黒い、粘性の液体だった。


「これは、まさか⁉」


それを見た、ミネコはハッとして槍に力を入れて引き抜こうとした。

しかしその槍は、何者かにつかまれた。


「お客様、いきなり突き刺してくるとは行儀が悪いですね……」


槍を掴んだのは他でもない、目の前にいる……槍に突き刺されたメイドその人だった。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


面白かった、続きが気になると思っていただけたら、ブックマークや評価をしていただけると嬉しいです!


コメントも気軽にいただけると励みになります!


応援をいただけると、更新速度が上がる……かもしれません!

今後ともよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ