背徳感凄いね!
お久しぶりです!
復活しました……一応。
メイドさんに連れられてやってきたのは、金色の装飾が成された少し深みのある脱衣所だった。
「あ、あの~ですにゃ」
「どうしましたか?」
キャットが、ちらりと僕の事を見た。
「お風呂に入れるのは、嬉しいんだけどにゃ……そいつと一緒に入りたくないにゃ……」
「別にいいじゃん」
「よくないにゃっ!」
「なんでーさ」
僕はぷくーっとふくれっ面した。
「……お二人でお風呂の時間を分けますか?」
「そうしてほしいにゃ!」
「いいよ、互いに裸見たことあるし」
「にゃっ!?アレは、あれは事故みたいな物――完全な事故にゃっ!」
そう言ってふしゅー!と文句ありげなキャットを見たメイドだったが……
「まあ、お互いに裸を見たことあるなら問題ないでしょう」
「問題大ありにゃっ!」
「二人で分けたらその分時間もとられますし……それでは、失礼いたします」
「しつれいするにゃっ!」
そう言ってメイドさんは有無を言わさず、キャットのビキニアーマーを脱がそうとした。
「にゃにゃっ!ぬがせるにゃっ!」
「大人しくしておいてください」
「にゃおっ……にゃっ!?メイドさん力強すぎにゃ!?」
そう言って驚愕に目を見開くキャットを拘束し、身体を暫くまさぐっていたメイドさんはしばらくして「あら?」と首を傾げた。
「おかしいですね、なんででしょう。このお召し物……脱がせられない……いえ」
「にゃおっ!?」
そう言って、彼女はキャットのおっぱいを『むにゅっ!』と掴んだ。
「そもそも、触れられない……触れている感触がない」
「い、いきなり強くもむにゃぁ……びっくりしたにゃぁ」
「不思議です……」
そう言って彼女は不思議がっていた。
そもそもキャットのビキニアーマーは僕の能力で出たものだ。
僕は視界に映したステータスを見た。
『解除』しなくていいよね。
一応、キャットの鎧を解除することはできる。
しかし、今はしない方がいいだろう。
「しょうがありません。このままお風呂に入っていただくしか……」
「そ、そんにゃぁ……」
僕がステータスを見ている間に、話が進んでいたようだ。
「それにしても不思議な鎧です……呪いの装備。なのでしょうか?」
「ある意味呪いにゃ。いや、違うにゃ。百パーセント完全なる呪いの鎧にゃ」
「……へ?」
そう言って、僕はキャットに睨まれた。
睨まれるようなことしてないんだけど。
「これはもう仕方ないことです……さて、お次なのですが」
「ん?」
そう言ってメイドさんは僕の方を見た。
「貴方様はお召し物を脱ぐことができますか?」
「ん~?できるよ」
「そうですか。ならば――」
「キャット~脱がせて~」
僕はそう言ってキャットに視線を向けた。
「お前は何言ってるにゃっ!?馬鹿にゃ!?変態にゃ!?ああ、馬鹿で変態だったにゃ」
「ひどいなぁ~変態ってのは事実だけど」
「お召し物の方を脱がせてもよろしいでしょうか?」
メイドさんに尋ねられ、僕はにっこりと答えた。
「ああ。うーん、自分で脱ぐよ。大丈夫」
「そうですか」
そう言ってメイドさんはすごすごと引っ込んだ。
さーてと。
僕はズボンを脱ぎ、上の服を脱ぎ、あっという間に生まれたままの姿になった。
裸か……女の子の前で裸……なんていうか、背徳感凄いね!
キャットは目を背けてるけど!
「さ!お風呂入ろ……どうしたの?」
視線に気が付いた僕がメイドさんに尋ねると彼女は……
「男性……だったのですか?」
驚きの感情を隠さず、僕の股から視線を上へと持ち上げたのだった。
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