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異世界転生して、猫耳少女にビキニアーマーを!  作者: ノベル・スタッカート
第二章

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ネズミがいるけど捕まえないでね

お待たせしました!続きです!

中はとても暗かった。

昼だというのに、闇に覆われ、少しも先が見えない。


「……暗すぎるにゃ」


「ああ、そうでした。明かりをつけますね」


そういうとメイドさんは何かを手に取り、明かりをともした。

多少の明かりがともってみれば、それが古びたろうそく立てだということが分かった。


手入れされていないのか、サビが浮いているのが見え……いや。


明かりがともったことで見えた内装で、それがろうそく立てだけの問題じゃないことが分かった。


陰鬱とした薄暗い屋敷の中は、蜘蛛が巣を貼り、調度品は埃をかぶっていた。

掃除すらしてないのだろう。


屋敷に入って一番目に入る、長髪で剣を天に掲げた、神々しくも美しい女性の像すら……不気味に見えた。


「彼女は、今の主がこの館を手に入れる前から置かれていたそうです。戦女神の像……プレートにはそう書かれておりました」


「そうなんだ」


僕が見ているのに気が付いた彼女が横から教えてくれた。


「戦女神かにゃ……?そんな神聞いたことが無いにゃ」


「おそらく、神……というより、英雄に近い存在だったのかもしれませんね」


「にゃるほど」


「さあ、こちらです」


僕たちはメイドさんの案内の元屋敷の中を歩いていく。


「少し汚れていますが、お気になさらず」


「少しどころかだいぶだし……」


僕は仲間の死体を共食いしているネズミを見ながらつぶやいた。


「……キャット」


「な、なんにゃ?」


「ネズミがいるけど捕まえないでね。ばっちぃから」


「にゃーをなんだと思ってるにゃ!?」


何って、猫はネズミを捕まえるのは常識じゃないか。


「お前の中のにゃーは一体どうなってるにゃ……?」


「エッチで可愛い女の子」


「エッチはよけいにゃ!」


そう話していると、メイドが振り返って声をかけた。


「お二人は仲いいのですね」


「仲は良くないにゃ‼貧乏くじひかされた、最悪の腐れ縁にゃ!」


そうすぐさまキャットは「ふしゅー」と抗議した。


「そうなのですか?」


そうメイドが僕を見た。


「仲は悪くないと思うけど?」


「お前が思ってるだけにゃ!」


メイドは僕たちの様子を見ると、くすりと笑った。


「とても仲が良さそうに見えますよ。とてもとても……」


そういうと彼女は、少し目を伏せた後……


「さあ、そろそろ食堂です。食事が出るまでは時間がかかりますので……申し訳ございませんが少しの間お待ちなさって……ああ、そうそう。食堂にはこの屋敷の主も来られるそうなので。粗相のないようにお願いしますね?」


彼女はそれから少し歩き、一つの扉の前で立ち止まり……


「それでは、お二人ともごゆっくりなされてください」


彼女はその、さび付いた音を立てる扉をゆっくり、片手で開いたのだった。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


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