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異世界転生して、猫耳少女にビキニアーマーを!  作者: ノベル・スタッカート


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23/32

大通り

「とりあえず、一旦冒険者ギルドに行くにゃ」


「冒険者ギルド……」


といえば、異世界物でよくある物だ。


暑苦しくて、汗臭そうで。

良く主人公が絡まれたり……あと、なんか強い敵倒して「うぉおお!」みたいな反応されるよね。


「って言っても、僕はそういうのは特にない……」


待てよ。

そういえば、ダンジョンの中でデカいスライム倒したよね。


……あれだけ大きいと、強い魔物なのかもしれない。


「なるほどね、地下のスライム倒してそれの報告に行くんだね?危険だから気を付けろって」


「何言ってるにゃ?」


そう言って彼女は「馬鹿なの?」とでもいうかのような顔をした。


「あの程度の魔物でわざわざ危険だとか報告するわけじゃないにゃ」


「あの程度?」


「あれは、一流冒険者なら……難なく倒せるにゃ」


えぇ?

異世界物だとあれって、Sランク魔物みたいな……Sランクじゃなくても、Bランクとかさぁ。

報告したら一気にランクアップするみたいなイベントじゃないの?


「……ま、そういうもんか」


「そういうものにゃ。大体、討伐した証明何て何もないにゃ」


「証明ねぇ……あ」


なんかなかったかと思い返した時、宝箱の中から宝石のようなものを拾っていたのを思い出した。


「これとか証明にならないかな?」


そう言ってカバンから取り出してキャットに見せてみた。

……魔物から落ちた七色に光る石。

俗にいう魔石とでもいう物なんじゃないだろうか?


魔石っていえば、物語によっては、それが証明につながったり……少なくとも、強い魔物からは強力な魔石が落ちたり……ってのはよくある話だ。


「なんにゃそれ?」


「え?」


と思ったが、何やらキャットの反応がおかしい。


「……魔石みたいな?」


「魔石?魔石は、こんな色してないにゃ」


「そうなの?」


「そうなのにゃ」


じゃ、これなんだ?

そう思って、改めて七色に輝く石を見る。


「うーん、魔石じゃない。ってなると何だ?うーん……まあいい、まてよ」


ふと思い出したことがあって、僕はステータスを開く。

そして、見たのだ。


ユニークスキル

≪鎧と眷族≫


の説明欄を改めて。


……あの時はさっと速読で読んだから、何個か読み飛ばしてたんだけど……うーん。


「なんかどっかに書いてあったんだよな。石がどうこうって……」


そうブツブツ言いながら読みながら、さながら歩きスマホみたいな状態になりながら、キャットに手を引かれて歩いていたら、突然、ドンッ、と何かにぶつかった。


「にゅ?」


目線を上げ目の前を見ると、立ち止まっているキャットの姿と、道の先に見える人が行きかう明るい道が見えた。


「やっばいにゃ……やっべぇにゃ」


「どうしたのさ?いきなり立ち止まって」


「こんな、こんな……」


「ん?」


何かあったのかと思って、キャットの顔を僕は覗き込んだ。

覗き込んだ彼女の顔には、引きつった笑みが浮かんでいた。


「なにさ?冒険者ギルド行くんじゃないの?」


「いくにゃ、いく……にゃ。行こうと思ってるにゃ……けど」


「けど?」


「こんな格好じゃ、大通り出れないにゃ……」


そう、彼女は「ハハっ」と乾いた笑顔でそう言ったのだった。

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