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19.準備

金曜日投稿サボってスミマセンでしたぁぁぁぁ。

「あーもう、重いー!」

「荷運びが嫌なら監視塔に居れば良かったじゃないか。」

「それは嫌なの!」

俺とセレンは愚痴を溢しながら土を入れた荷車を押している。先日の烏と鷺の襲撃のせいで街の一部の道が崩れたり、建物が倒れたりしたのでその修理をしているのだ。特に俺たちが戦った辺りの損害が酷く、陥没した道を埋める為にこうやって土や石を運んでいる。


「コータ、セレン。ちょっと来てくれる?」

ちょうど昼を過ぎた辺りで、アルゴが俺たちのところに来て声をかけてきた。

「選定戦の日程が決まったよ。来週の末、場所はファーレンの"力場(りきば)祭壇(さいだん)"。割と遠いから明後日までには出発して貰うから、そのつもりでね。」


選定戦は毎年行われるが、場所は毎年変わるらしい。"魔力溜まり"が必要らしく、その場所が毎年変わるからだ、とアルゴは言っていた。

「そうだ、選定戦前に一応ステータスだけでも確認するか。」

「あ、私もいくー!」


そう言ってまたやって来たのはいつかのギルドだ。ここは襲撃による被害は無かったようで、前に来たときのままだ。

前と同じように俺は石板に手をかけてステータスを見る。


──────────

【ステータス】

転移者 Lv26

体力 A+

魔力 AA+

筋力 A+

敏捷 A-

物理耐性 A-

魔法耐性 A

【スキル】

[気配探知A][勇者 A+][隠匿B-][再生B][自己回復A][偽装C][王の器A+][真眼B][経験則A+]

──────────


いつの間にか基本ステータスが全部A帯以上になっている。【経験則】の効果がなかなか効いているらしい。経験則は簡単に言えば"いつもと違う事をすればステータスが伸びる"スキルだ。魔法の乱発や悪魔との契約などがあったから伸びているのも不思議ではない。


続いてセレンのものも見ようと思っていたのだが、選定戦では戦うことになるのでお互い見ないようにしよう、という事で全く見なかった。だが、笑顔を浮かべていたので何かあったんだろう。


「コータはステータスどうだった?」

「まぁまぁ伸びてたな。」

「流石は転移者よね、ステータスの伸びが違うもん。」

セレンが少し拗ねる様な、羨ましがる様な顔をする。横顔しか見えないが、それでもその表情は反則だ。セレンが何?と言った風にこちらを向くので急いで顔ごと目をそらす。

「何かあった?」

「いや、何も。」

セレンはそう。と言うとまた前を向いて歩く。


「あ、これから出発まで部屋に籠るから、また出発の時にね。」

屋敷に着くなりセレンがそう言って自室の方に駆けていく。選定戦前だからおおよそ特訓でもするんだろう。


「クロナ、いるか?」

俺が名前を呼ぶと目の前の空間が歪み、その中からクロナが本を片手に出てくる。こっちに来てからは人間の書物にハマっているらしく、この世界のことはクロナに聞けばだいたい分かる。

「なんじゃコータ。急に呼び出したりしおって。修繕作業をしておったのでは無かったか?」

純粋な問いの様で少しからかう様な、可愛がる様な顔だ。こっちもこっちで反則的な物がある。

「…ちょっと予定が変わった。来週には選定戦が始まるらしい。」

「それで明後日には出る、と言うことじゃろ?」

「なんだ、聞いてるじゃないか。この間話してたアレ(・・)についてちょっとな。」

クロナは少し顔をしかめるが、すぐに元に戻って本を歪みの中に戻す。

「まぁいいが、並大抵の覚悟じゃと1日や2日じゃ体得出来んぞ?」

「百も承知だ。」

「…ふん、頑固者じゃな。ならば良し。付いてくるがよい。」

俺はクロナの後に付いて空間の歪みの中に入って行った。



[sideセレン]


私はティアと自分の部屋で剣を磨いていた。私は愛剣の"火炎剣"と"雷撃剣"、ティアはいつも腰に差している2振りの双剣だ。


「ねぇティア。私と"感覚同調(かんかくどうちょう)"って出来る?」

「えぇ。セレンとなら出来ますよ。宿主ですからね。」

「なら、──────。」

ティアは普段から表情が余り変わらないので、普段どんな表情をしているのか分からないのだが、今回ばかりは少し笑っている。

「…やってみますか。」

私とティアは笑いあって特訓を始めた。

アルゴ「なんで投稿をサボったのかな?」

作者「寝てた」

アルゴ「……。」

この後滅茶苦茶ボコボコにされた。

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