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三頭と二十三人への転生記  作者: 水渡
第二章 人類登場
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第27話 人類発見

第2章突入

とゆうか、第1章こんなに長くするつもりじゃなかったんだけど(汗


後、第27話に結構多めの文章を加筆しているのでお気を付けください。

 

 俺が精霊(あずさと夏葉の所にもそれぞれの属性を持った精霊が生まれたらしい)とのんびり暮らしていたある日……


 『もりっち~~~~~~!!!! 起きて起きて!!!!』

 「うわっ!?……なんだ夏葉からの念話か」


 眠っていた俺は、夏葉の念話によって叩き起こされた。


 『もりっち起きた? 起きた?』

 『はいはい、今起きたよ。どうしたの急に?』

 『それが大変なんだよ。だいぶ前に人間が現れたのは覚えてるよね?』


 そう、実はついに出現したのだ。人間が。

 見つけたときには三人で喜び合ったものだ。といっても、その時にはまだ、誕生したばかりといった感じだったので、当分の間は関知しないでおこう、という事になったが。


 『ああ、覚えてるけど。それが?』

 『実はね、今日久々に起きて、何かやることないかな~って考えたんだ。その時にそういえば人間ってどうなったんだろうって思い出したから、ちょっと散歩ついでに様子を見に行ったんだ。そしたらさ、なんと国っぽいものがあったんだよ!!』

 『マジで!? もう国が出来てるの? ……でも、ちょっと早くないか? ……あ、それからあずさには言ったの?』

 『早いか遅いかはわかんないけど、あずさには言ってあるよ。で、一旦集合しようってことになってるから、もりっちも早く来て』

 『分かった。それで場所は?』

 『場所はね……』


 夏葉から場所を教えてもらった俺は、精霊達(いつの間にか人数が増えて飛び回ってる)に留守番を頼むと、長い間同じ場所で寝すぎたせいで、すっかり地面の草やら木やらと同化してしまった体をなんとか起こし、急いで飛び立った。ちなみに、千里眼で確認しようとかは思わない。だって、自分の目で直接見た方が面白いから。


~~~


 (夏葉が言っていたのはこの辺りか?)


 俺が教えてもらった場所は、俺の住処から結構離れている場所だった。

 

 この星が出来て時を経ていく中で、大陸は移動し、現在は中央に大きな大陸があり、その中央の大陸の四隅、それぞれ北東、南東、南西、北西の方角に小さい大陸が存在している。

 ちなみに俺の住処は中央の大陸の中心から南の方に少しいった辺りにあり、夏葉の住処は北東と南東の大陸の間辺り、あずさの住処は南東と南西の大陸の間を走っている海溝にある。


 そして、今回の場所は中心から見て南西の方にあるかなり長く幅の広い大河の近くだった。


 『もりっち、こっちこっち』

 

 上空から、探していると夏葉からの念話が届いてきた。


 『そこか、今行くよ』

 『あ、ちょっと待って。そのままだと目立つから人間状態になって落下してきて。私が魔法で受け止めるから』

 『分かった。じゃあ、頼んだよ』


 俺は、人間の姿へと変わり、そのまま落下を開始。

 地面がグングン近づいてきて、残り数百メートルくらいになったときにふいに、風の吹く向きが変わると、みるみるうちに落下スピードが減少していき、最後にはフワリといった感じで地面に着地した。


 「ふう~、成功。ごめんね、急に呼び出して」

 

 地面に着地した俺に、夏葉が話しかけてきた。


 「いや、大丈夫だよ。それより人間は?」

 「こっちよ」

 

 俺の問いに答えたのは、あずさだ。


 「あれ、あずさももう来てたのか。悪いな、遅くなって」

 「いいえ、大丈夫よ。それよりこっち来て」


 そう言うと、夏葉とあずさは歩き出した。

 俺は、急いで後をついていった。



 そして、しばらく鬱蒼とした森の中を歩いた(どうも、目立たないようにそこそこ遠いところを待ち合わせにしたっぽい)先に開けた場所が見えてきた。


 『ここからは、気づかれないように念話で話しましょう』

 『了解』

 『OK』

 

 そんな確認をしながら、俺たちは開けた場所の方に歩いていく。


 『あの開けた先に、夏葉が見つけた国があるそうよ』

 『あれ、あずさは見てないの?』

 『夏葉が、二人一緒にお披露目したいって言って聞かなかったのよ』

 『なんだそれ。子供みたいだな』

 『うっさいわ! いいじゃん、どうせお披露目するなら一人一人にするより二人いっぺんにやった方が楽しいじゃん!』

 『よくわからん理屈だな……。まあいいや、それより、国の方が気になる。早く見ようよ』

 『そうね。それじゃあ、夏葉。二人そろったし、もう見ても大丈夫よね』

 『OK。あ、それとこの先はちょっとした丘になってて、寝転がれば向こうからは見えないと思う』

 『分かったわ』


 そして、俺たちは姿勢を低くしながら、ゆっくりと森を出た。

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