第18話 住処確定
長くなったので一旦切ります。
一旦、百年後まで分かれた俺たちはというと……
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俺視点
(さてと……、住処にするにはどこがいいか……)
俺は、あずさと夏葉に別れをつげ、住処となる場所を探すために飛び立った。
そして、一時間ほど空を飛びながら、住処にする場所を探しているとかなり高い山が連なる山脈が見えてきた。
たぶん俺の≪大地烈変≫によってできた山脈なんだろうが、まだどの山にも草一本として生えてはいなかった。
なんとなく山脈の方に目を向けると、高い山々が連なる山脈の中でも一段と高い山が一つあった。その山の山頂は雲の上まであり見えなくなっていて、おそらく標高一万メートルはあるんじゃないかというほどの大きさだった。
(すごいな……。でも、標高が高すぎて寒そうだし、木も生えなさそうだから住処には向いてないかな。うん?あそこは……)
その大きさに圧倒されながら空を飛んでいると、一番大きな山から左の方に離れた所にある土地が偶然目に入った。
その場所は、一部を山にへの字型に囲まれているが、かなり広かった。
(ここ……、結構いいかもな。今は、何もないだだっ広い場所だけど、この広場全体を森にすればかなりの規模になるし。それに後ろが山だからきれいな水も流れてきそうで木々の成長にはいいだろう。よし、俺の住処はここにしよう)
こうして、住処が決まった俺は少し休んで、修行に入ることにした。
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夏葉視点
皆と別れた私は、とりあえず空を飛んでいた。
だって、いきなりそれぞれ住処を決めてーって言われても特に場所なんか思いつかなかったし。
(う~ん、住処か……。私たちの場合、たぶんこれから途方もない間お世話になる場所だから慎重に選びたいんだけど……、どうしよう)
そんな事をぼんやりと考えながら飛んでいく。
(他の二人はどうしてるんだろう……。あずさは、しっかりしてるから、もう既に候補地を絞ってそう。もりっちは結構頭よさそうだけど、めんどくさがり屋だから結構簡単に決めてそうだよな~。私はどうしよう。やっぱり、落ち着く場所がいいよね~。そうなると私の落ち着く場所ってどこだろう? ……やっぱりあっつい場所かな。神竜と暮らしてた星でもそうだったし。となるとやっぱり火山とかかな。)
そこまで考えていた時、ふと何かを感じ取った。
(!! 何?今の感じ……。突然だったからしっかりとは分からなかったけど、不愉快って感じじゃなくて、なんてゆうか、こう……あ~ダメだ。言葉にできないや。でも、なんとなくの方角は分かる気がする)
そして、私は自分の直観を信じて進路を変えた。
そして、気づけば出来たばかりの海の上まで来ていた。
(この辺りかな……。途中同じような感覚が何回かしてこっちだと思ったから来てみたけど……、なんにもないな~)
私が無駄足だったと思い戻ろうとした、その時、
(!! また……。しかも今までで一番強く感じる。……何か来る!!)
私が自分の直感を信じて、その場を脱出した、次の瞬間……
ゴボゴボゴボ……ドッパァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
っという大きな音を立てて、さっきまで私がいた辺りの海面がすごい高さまで吹き上がった。
「へ?」
その後も、少し間隔を置きながら海面は吹っ飛び続けた。
(えっと、なにこれなにこれ。なんで、海水飛び上がりまくってんの?? やばい、私の頭じゃ理解不能だ……。こうゆう時は、あずさに頼る!!)
『ヘルプミー、あずさ!!』
『……びっくりした。急にどうしたの?』
『実はね、今目の前でわけわかんないことが起きてるから、それについて聞こうと思って……』
『ハア~、しょうがないわね。いいよ、話して』
無事あずさから許可をもらった私は、今目の前で起こっていることに関して話した。
『……それはたぶん海底火山が噴火したことによって、海水が打ち上げられているんじゃないかしら』
『なるほど、海底火山……。ねえ、これが続くとどうなるの?』
『そのまま、終わることもあるし、島になることもあるわ』
『島!? 島になるの? もし島になったら私ここに住もうかな……。これも何かの縁だし……』
『いいんじゃない? ただし、もし島になるとしても、結構長いことかかるから気を付けてね』
『了解。いろいろありがとね。じゃあ、またね』
『ええ、また』
(よし、私はここを住処に決めよう。島が出来るまでは近くの陸地で修行して、あと、ときたまここまで来て何か手助けできればすることにするか……)
こうして、私の百年間はスタートした。




