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【連載版】戦国に転生した五十一歳、兵糧係から成り上がる 〜刀は振れないが、腹を満たせば兵は立つ〜  作者: あちゅ和尚


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第13話 偽の米俵

 南谷の曲がりは、昨日と同じように静かだった。


 静かすぎた。


 竹藪の葉が風に擦れ、細い音を立てている。道の片側には浅い溝。反対側には斜面。荷車が少しでも傾けば、車輪を取られる場所だった。


 久住宗介は、荷車の後ろを歩いていた。


 荷台には、米俵に見せかけた俵が三つ積まれている。


 中身は藁と、食えぬ米屑。


 本物ではない。


 だが、遠目には米に見える。


 その偽物を見せて、敵を誘う。


 そう決めたのは、片瀬弥四郎だった。


 荷を作ったのは喜兵衛。


 道と戻る手順を考えたのは宗介。


 戦うのは宇平次と足軽たち。


 宗介は、何度も自分に言い聞かせていた。


 自分は戦いに来たのではない。


 荷の動きを見るために来た。


 水の置き場を見るために来た。


 怪我人が出た時、荷車の空きを使えるようにするために来た。


 それでも、怖いものは怖かった。


 竹藪の奥から、いつ刃物が飛び出すか分からない。


 昨日、川向こうで男が短い刃物を抜いた瞬間を思い出すだけで、喉が乾いた。


「止まるな」


 宇平次が低く言った。


 荷車を押す若者が、無言で頷く。


 笠森の足軽が二人。


 槙尾から来た男が一人。


 南谷の半助。


 そして宗介。


 人数は多くない。


 多すぎれば罠だと分かる。


 少なすぎれば、本当に食われる。


 その間を選んだつもりだった。


 槙尾から来た男は、三郎兵衛と名乗った。


 無口な男だった。


 新蔵の配下だという。槍を持ち、周囲を見る目が鋭い。笠森の者とはまだ距離があるが、勝手に動く気配はない。


 宗介は、それだけで少し安心していた。


「曲がりまで、あと少しです」


 半助が囁いた。


「昨日、襲われたのはあの先」


 宇平次は頷いた。


「荷車は止めぬ。敵が出たら、決めた通りだ」


 宗介は胸の中で手順を繰り返した。


 敵が前に出れば、荷車は曲がりを抜ける。


 敵が横から来れば、偽の俵を一つ落とす。


 深追いはしない。


 人が傷を負えば、荷車の空きへ乗せる。


 水は荷車の左側。


 合図は竹筒を二度。


 撤退の合図は三度。


 単純にした。


 複雑なことは、怖くなった時に飛ぶ。


 怖くても動けるように、少なくした。


 それでも、頭の中はいっぱいだった。


 荷車が曲がりに入る。


 ぎし、と木が軋んだ。


 牛はいない。


 今回は人が押している。


 牛を使えば、本物の米運びに見えたかもしれない。だが、牛が暴れれば終わる。南谷の牛をまた危険へ出すのも避けたかった。


「軽いな」


 荷を押す足軽がぼそりと言った。


「黙れ」


 宇平次が短く叱る。


 宗介の背中に汗が流れた。


 軽い。


 そう、軽いのだ。


 米俵にしては軽い。


 敵に気づかれるかもしれない。


 だが、重くしすぎれば押す者が疲れる。逃げる時に遅れる。湿った米屑と藁で調整したが、本物と同じにはならなかった。


 その時、竹藪の奥で鳥が飛んだ。


 一羽。


 二羽。


 宗介の足が止まりかけた。


「止まるな」


 宇平次の声が飛ぶ。


 荷車は進む。


 藪が揺れた。


 今度は風ではなかった。


「米を置いていけ!」


 男の声。


 次の瞬間、三人の男が藪から飛び出した。


 昨日と似た粗末な姿。


 だが、動きは昨日より速い。


 槍を持つ者が一人。


 鉈を持つ者が一人。


 もう一人は縄を持っていた。


 荷車を止めるつもりだ。


「左!」


 宗介は叫んでいた。


「縄持ち、左!」


 自分でも、なぜ見えたのか分からない。


 男の目が荷車の車輪へ向いていた。


 米俵ではなく、車輪。


 荷を奪うだけでなく、荷車ごと止める気だ。


 宇平次が即座に反応した。


「佐太、左!」


 足軽の佐太が槍を向け、縄を持った男の前へ出る。


 三郎兵衛は無言で右へ回り、槍持ちを牽制した。


 荷車は止まらない。


 宗介は荷台の後ろに手をかけた。


「押せ! 曲がりを抜けろ!」


「敵だぞ!」


 若い足軽が叫ぶ。


「止めたら囲まれる!」


 宗介の声は震えていた。


 だが、声は出た。


 藪からさらに二人、姿を見せた。


 全部で五人。


 多くはない。


 だが、こちらを斬るには十分すぎる数だった。


 宇平次が短く叫んだ。


「一つ落とせ!」


 決めていた手順だ。


 宗介は荷台の外側に積んだ偽俵の縄を掴んだ。


 落とす。


 そう決めていた。


 だが、手が動かなかった。


 俵は偽物だ。


 中身は食えない。


 それでも、米俵の形をしたものを道へ落とすことに、体が一瞬ためらった。


「宗介!」


 宇平次の怒声。


 宗介は歯を食いしばった。


 偽物だ。


 人が本物だ。


「落とします!」


 俵を押す。


 どすん、と道端へ落ちた。


 藁が少しはみ出したが、外からは米俵に見えたはずだった。


 敵の一人が目を向ける。


 鉈を持つ男がそちらへ走った。


「米だ!」


 やはり食いついた。


 だが、縄持ちの男は止まらなかった。


 荷車を狙っている。


 米ではなく、荷車。


 宗介の胃が冷えた。


 この男は、ただの飢えた賊ではない。


 荷の道を分かっている。


「縄持ちは止まってません!」


 宗介が叫ぶと同時に、佐太が槍を突き出した。


 縄持ちの男は身を引く。


 そこへ三郎兵衛が横から踏み込んだ。


 槍の柄で男の腕を打つ。


 縄が落ちた。


 宇平次が前へ出る。


 斬ったのではない。


 体当たりに近い勢いで、男を藪の方へ押し返した。


「荷車を出せ!」


 荷車が曲がりを抜けた。


 車輪が溝に寄る。


 半助がすぐに右側へ回った。


「右、落ちる!」


「左へ押せ!」


 宗介も押した。


 力は足りない。


 だが、押さずにはいられなかった。


 手に木の感触。


 泥で滑る足。


 胸が苦しい。


 車輪が溝の縁を擦った。


 ぎし、と嫌な音がした。


 落ちる。


 そう思った瞬間、若い足軽が肩で荷車を押し戻した。


 車輪が道へ戻る。


「抜けた!」


 半助が叫んだ。


 だが、終わっていなかった。


 落とした偽俵へ走った男が、縄を解こうとしていた。


 中を見る。


 見られたら偽物だと分かる。


 分かれば、怒る。


 怒れば、追ってくる。


「二つ目は落とすな!」


 宇平次が叫ぶ。


「もう罠は分かったはずだ!」


 その通りだった。


 次の偽俵を落としても、もう食いつかないかもしれない。


 なら、残りは荷車を本物らしく見せるために残す。


 荷車は坂の上へ進む。


 背後で怒号が上がった。


「藁だ! 米じゃねえ!」


「騙しやがった!」


 宗介の背中が凍った。


 来る。


 絶対に来る。


「三度!」


 宇平次が叫んだ。


 撤退の合図。


 半助が竹筒を叩く。


 かん、かん、かん。


 乾いた音が三つ、道に響いた。


「戻る! 深追いするな!」


 宇平次の声が重なる。


 佐太と三郎兵衛が下がりながら槍を構える。


 敵は追ってきた。


 だが、怒りで足並みが乱れている。


 偽俵の中身を見た男が、藁を蹴り飛ばして叫んでいる。その間に荷車との距離が開いた。


 作戦としては、効いた。


 だが、宗介の胸は苦しかった。


 騙した。


 腹を狙う敵に、食えない米を見せた。


 相手が敵だと分かっていても、飢えた顔を見てしまうと、胸のどこかが痛んだ。


 その迷いを見透かしたように、喜兵衛の声が頭に浮かんだ。


 米俵は命だ。


 偽物でも粗末に扱うのは気分が悪い。


 本当に、その通りだった。


「宗介! 前を見ろ!」


 宇平次の声に、宗介ははっとした。


 荷車の前方、道の横からもう一人が飛び出した。


 隠れていた。


 先に出た五人とは別の男だ。


 手に短い槍。


 狙いは荷車の前を押す若者。


「伏せろ!」


 宗介は叫んだ。


 若者が反射的に身を縮める。


 槍が頭上をかすめた。


 その瞬間、半助が横から飛びついた。


 戦うというより、しがみついた。


 二人は道端へ転がる。


「半助!」


 宗介は駆け寄りかけた。


 だが、宇平次が怒鳴る。


「荷車を止めるな!」


「でも!」


「止めるな!」


 足が止まった。


 宗介は唇を噛んだ。


 ここで止まれば、全員が詰まる。


 それは分かっている。


 だが、半助が転がっている。


 見捨てるのか。


 頭が真っ白になりかけた時、三郎兵衛が動いた。


 槍を短く持ち、半助にしがみつく男の肩を打つ。


 刃ではなく、柄。


 男が呻いて手を離す。


 佐太が半助の襟を掴み、引きずり起こした。


「歩けるか!」


「腕が……」


 半助の左腕から血が流れていた。


 深いか浅いか、宗介には分からない。


 ただ、歩ける。


 佐太が半助を支え、荷車の後ろへ走る。


「空き!」


 宗介は叫んだ。


「荷車の空きへ!」


 荷台には、まだ偽俵が二つ。


 後ろに空きを残してある。


 半助をそこへ押し上げる。


 昨日と同じだ。


 空きがなければ、半助を置いていくか、荷を降ろすしかなかった。


 空きは逃げ道。


 その言葉が、自分の中で重く響いた。


「水!」


 半助が呻く。


「まだ飲ませるな。口を湿らせるだけ」


 宗介は竹筒を取り、少しだけ水を含ませた。


 手が震えて、こぼれそうになった。


「血は」


 佐太が布を探す。


 宗介は自分の袖に手をかけた。


 今度は迷わなかった。


「切ってください!」


 三郎兵衛が短刀で袖を裂いた。


 宗介は布を受け取り、半助の腕を押さえる。


 治療などできない。


 ただ、血を止めたい。


 強く押さえすぎれば痛む。


 弱ければ止まらない。


 分からない。


 分からないまま、やるしかない。


「痛い」


 半助が呻いた。


「すみません。少し我慢してください」


「謝るな……」


 半助は歯を食いしばった。


 荷車は進む。


 背後の敵は、もう大きく追ってこなかった。


 藪の奥へ下がっていく。


 怒号だけが残る。


 宇平次は追わなかった。


 深追いは禁ずる。


 弥四郎の命を守った。


 笠森城の門が見えた時、宗介は全身の力が抜けそうになった。


 だが、まだ抜けない。


 門を通すまでが荷運びだ。


「門の真ん中を空けて!」


 宗介は叫んだ。


「怪我人あり! 荷車を止めずに中へ!」


 門の上から声が返る。


「荷車戻る! 怪我人あり!」


 宇平次より先に、城内が動いた。


 水桶は左右。


 人は脇。


 門の中央が空く。


 おきぬが布を持って走ってくる。


 市松が板を抱えている。


「誰が怪我した!」


「半助! 左腕!」


「印つける!」


「先に場所!」


 宗介が叫ぶと、市松が慌てて頷いた。


 荷車は庭へ入った。


 半助を降ろす。


 今度は、下ろす場所が先にできていた。


 風を避けた壁際。


 湯と布。


 薄い粥。


 完璧ではない。


 だが、昨日より早い。


 おきぬが半助の腕を見て顔をしかめた。


「深くはなさそうだ。でも血は止めなきゃね」


「お願いします」


「頼まれたよ」


 宗介は一歩下がった。


 膝が震えた。


 その場に座り込みそうになる。


 だが、片瀬弥四郎が近づいてきた。


「戻ったか」


「はい」


 宇平次が膝をついた。


「敵は出ました。数は六。うち一人は荷車を止める役。縄を持っておりました」


 弥四郎の目が細くなった。


「やはり荷車か」


「はい。米だけではなく、荷車そのものを止めに来ました」


 三郎兵衛が続けた。


「槙尾へも同じ報告をします。あれは、ただの腹を空かせた賊ではありませぬ。荷の道を知っております」


 弥四郎は頷いた。


「偽俵は」


 宗介が答えた。


「一つ落としました。敵が中を見て、偽物と気づきました。残り二つは戻りました」


「敵は釣れたか」


「はい」


 宗介は唇を噛んだ。


「ですが、半助が怪我をしました」


 弥四郎は半助の方を見た。


 おきぬが手当てをしている。半助は顔を歪めているが、意識はある。


「命は」


「たぶん、大丈夫だと思います」


 宗介は自信なく言った。


「俺には、傷のことは分かりません」


「分からぬことを分からぬと言えるならよい」


 弥四郎は静かに言った。


 それから半助のそばへ行き、膝をついた。


「よく戻った」


 半助は顔を上げようとした。


「若様……」


「動くな。腕を治せ。南谷の道を見る目は、まだ要る」


 半助の目が少し揺れた。


「はい」


 弥四郎は立ち上がり、宗介へ戻った。


「宗介」


「はい」


「偽の米俵は、敵に通じたか」


「通じました。ただ、次は同じ手は使えないと思います」


「なぜ」


「偽物だと知りました。次は荷より、人や荷車を先に狙うかもしれません」


 宇平次が頷いた。


「縄持ちがいた。あれは荷車を止める役だ。道を塞げば、後ろが詰まることを分かっている」


「つまり、敵は学ぶ」


 弥四郎が言った。


「はい」


 宗介は答えた。


「こちらも学ばないといけません」


 その言葉に、喜兵衛が蔵の方から歩いてきた。


「学んだことを板に残せ」


 市松がすでに炭を握っている。


「何を書く」


 宗介は深く息を吸った。


「敵六。縄持ち一。荷車を狙う。偽俵は一度効いた。次は効きにくい。曲がりの先にも一人隠れていた。荷車の空きで怪我人を運べた」


 市松が必死に印をつける。


 敵の印。


 縄の印。


 隠れた者の印。


 怪我人の印。


 偽俵の印。


 下手だが、残る。


 弥四郎はその板を見ていた。


「敵の顔は見えたか」


 宇平次が答える。


「半分ほど。粗末な格好でしたが、動きは揃っておりました。飢えた賊だけではありません」


 三郎兵衛も頷く。


「槙尾でも同じ見立てになるでしょう。誰かが後ろで束ねているかもしれませぬ」


 後ろで束ねている。


 その言葉が、宗介の胸に沈んだ。


 ただの賊ではない。


 米の道を見て、火を見せ、渡しを狙い、荷車を止める。


 それを考える者がいる。


 小さな笠森城は、思ったより早く、誰かの目に留まり始めているのかもしれない。


「若」


 喜兵衛が言った。


「本物の米運びは、しばらく昼だけにすべきです。曲がりには先見を出す。荷車に空きも残す」


「そうしよう」


 弥四郎が頷く。


「宇平次、荷の護りを改める。戦うためではなく、止めさせぬための護りだ」


「承知」


「宗介」


「はい」


「偽俵は、もう使わぬか」


「すぐには」


 宗介は答えた。


「使えば、敵は疑います。ただ、敵は米だけでなく荷車を狙うと分かりました。今後は、荷車の車輪、縄、押す者を守る方が大事です」


「車輪か」


「はい。荷は担げても、荷車が壊れれば道が詰まります」


 弥四郎は静かに頷いた。


「では、荷車も兵糧のうちだな」


「はい」


 宗介は即答した。


「荷車も、縄も、車輪も、押す人も、全部です」


 弥四郎は少しだけ笑った。


「お前の兵糧は広いな」


「広すぎて、困っています」


 それは本音だった。


 米だけで済むなら、まだよかった。


 だが実際には、水、薪、道、縄、荷車、井戸、村人、見張り、怪我人、火消し、客の飯。


 全部が繋がっている。


 どこか一つが切れると、城の腹が苦しくなる。


 夕方、半助の傷はひとまず落ち着いた。


 おきぬが言うには、腕はしばらく使えないが、命に別状はなさそうだった。


 宗介はそれを聞いて、やっと腰を下ろした。


 竈のそばだった。


 鍋には薄い粥が残っている。


 湯気は細い。


 米粒は少ない。


 だが、温かい。


 市松が板を持って隣に座った。


「偽米、効いたな」


「一度だけです」


「でも効いた」


「半助が怪我しました」


「でも戻った」


 宗介は何も言えなかった。


 戻った。


 確かに戻った。


 それを小さな勝ちと言っていいのか、宗介にはまだ分からない。


「宗介」


 市松が板を見たまま言った。


「敵も、飯のこと考えてるんだな」


「うん」


 宗介は頷いた。


「たぶん、考えてる」


「じゃあ、相手にも兵糧方みたいなのがいるのか」


 その言葉に、宗介は背筋が冷えた。


 相手にも、腹を見る者がいる。


 米の道を見て、荷車を狙い、見せ火を使う者。


 その可能性を、今初めてはっきり考えた。


「いるかもしれない」


 宗介は低く言った。


「敵にも、腹を見ている者が」


 市松は黙った。


 竈の火が、ぱちりと鳴った。


 笠森城の小さな庭に、夕闇が降りてくる。


 偽の米俵は、一度だけ敵を釣った。


 だが、その代わり、こちらも敵の目を見た。


 ただ飢えているだけではない。


 ただ暴れているだけではない。


 米の道を狙う、誰かの意志がある。


 宗介は椀を手に取り、冷めかけた粥を見た。


 刀は振れない。


 槍も扱えない。


 だが、もし相手にも兵糧を見る者がいるなら。


 これはもう、腹と腹の読み合いだ。


 そう思った瞬間、粥の湯気がやけに頼りなく見えた。


第13話─了

新しい戦国転生短編を投稿しました。


『呂布の武と郭嘉の知を授かって戦国に転生した俺、信長の負け戦をひっくり返す』


https://ncode.syosetu.com/n4580mf/


本作とは少し違う、武と知で戦場をひっくり返す派手めの戦国転生ものです。

よろしければ、こちらも読んでいただけると嬉しいです。

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