病室にての会話…(その2)
和泉の病室を後にしたアコと広志は
続いてとある病室へ
足を運んで到着する
病室の入り口には警備員が
常駐していおり用件を聞かれ、
広志とアコが説明をして警備員が
当人・事務所関係者・家族や親族に
確認を取り了解を得た上で
病室のドアをコンコンと
ノックしてからゆっくりと開けていく
広志【失礼します】と
小声でドアをゆっくりと
開けていく
西山【隼人、落ち着いて】と
なだめている
桜木【どうしよう、こんな記事が
出たら嫌われる
絶対に彼女に嫌われる】と
取り乱している
広志【隼坊よ、落ち着け】
アコ【大丈夫よ落ち着いて】
桜木【お義父さんお義母さん
違うんです
これは違うんです】
広志【お義父さんじゃない
とにかく少しは落ち着け
言うとろうに】
アコ【私もお義母さんではありまへん
それに少しドシッとしいや
大事なモンついとるんやから
それ以上騒ぐもんなら】
これ以上は不適切な内容なので
割愛させていただきます。
桜木【はい、でも週刊誌の】
広志【しかし、上手くやられたな】
アコ【見事なくらいにね】
広志【売り出すための常套手段だな】
桜木【えっ!】と驚いている
広志【このお嬢ちゃん
カメラ目線だしな
まるで売名目的だな】
西山【あの~失礼ですが
どこのどなた様で】
桜木【僕がお付き合いしている
飯塚幸さんのご両親です】
広志【食べ物屋やっている
飯塚と申します】
アコ【飯塚の家内でアコと申します
昨日のお昼にウチの店に
食べに来られてましてね】
西山【そういう事でしたか
適度にお邪魔しているのは
隼人から伺っています
あと娘さんの件も】
アコ【こちらこそウチの娘が
お世話になりまして】と
軽く頭を下げている
広志【有名人とのゴタゴタは
それなりにあるからな】
桜木【ちなみに社長やメンバーには
週刊誌の記事について】
西山【併せて問い合わせが
殺到していると思う】
広志【下手に出たら
相手の思うツボだな】
それから少しして、
病室のドアをコンコンと
ノックしてからゆっくりと開けてから
閉めている
桜木【社長】
北川【大丈夫かい身体の方は】
西山【全身打撲で長くて10日間は
入院と療養が必要かと】
北川【しかし、上手くやられたな~】
と週刊誌の記事をペラペラと
桜木【あの時の写真ですよね】
西山【ロケ帰りの道で
たまたま一緒になった所を】
広志【何でも良いけど】
アコ【蚊帳の外にしないで
ちょうだい】
桜木【お義父さんお義母さん
すみません】
広志【だからお義父さんじゃない】
アコ【だからお義母さん
じゃありません】
西山【凄いノリツッコミ】と
関心している
北川【アコさんに広志さん
ご無沙汰しています
なぜここにお2人が?】
広志【ウチの娘と隼坊がな】
アコ【そういう事なのよ
世界は狭いわね】
北川【まさかとは思いましたが
本命がいるのに
撮られるとはな
脇が甘いとしか
言いようがないよ】と
呆れた様子を見せている
広志【とりあえず、その辺の対策は
あとで考えましょうよや】
アコ【そうそう、あとこれね
少しだけでも良いから食べて
西山さんや社長さんの分も
あるわよ】
西山【私の分まで】
北川【助かりました
朝からバタバタしていて
缶コーヒーしか飲めていない
状態でして】
広志【個室にはポットはあると
聞いていたんでな】
アコ【簡単なお茶漬けよ
これくらいなら
食べられるでしょう】
広志【漬けも入れてあるから
少し濃いかも知れないがな】
西山【ありがとうございます】
桜木【ありがとうございます
ところで社長は
お義父さんお義母さんと
お知り合いなのですか?】
西山【私も気になります】
北川【もしかしら同じ芸能の道を
歩んでいたかも
知れませんでしたよね】
広志【歌で腹は膨れないだろうさ】
アコ【食べ物で幸せをよ】
桜木【そんなに有名だったのですか?】
北川【2人共に歌手としても
十分に食っていけた
それが突然に
この世界を去るなんて】
広志【プロの歌手に比べたら
足元にも及ばんよ】
アコ【私も気軽に歌う方がね】
北川【話は変わるけど
どこから私達の事を】
広志【適度に来ている会長さんと
言えば、分かるかと】
北川【そうでしたか】
アコ【そういえば隼坊に西山さん】
桜木【はい】
西山【はい】
アコ【私達そろそろお店開けないと
交代で幸を呼んであるから
そこでキチンと話しなさい】
桜木【はい】と頷いている
桜木【ありがとうございました】
北川【それではそこまで
送りましょう】
そういってアコと広志は
桜木や西山に軽く頭を下げてから
病室のドアへ足を運んでから
ゆっくりと開けてから、
振り向いてもう1度軽く頭を下げて
病室をあとにしたのでした
それに続いて北川が出て行く




