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小料理屋アコ~心おだやかなおもてなし  作者: 村越 京三


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181/206

こちらに到着しました…

さてさて、時計の針は

12時半を少し回った頃…

広志とアコと尚美はとある所へ向かい

到着したのでした


その場所は昨日発生した飛行機事故で負傷した複数の人達の一部が

入院している

順天堂大学附属浦安病院である。

そこの広い駐車場の一角に車を止めて

ギアを戻して…エンジンを止めて

シートベルトを外して、ドアを開けて

車から降りて閉めてから

鍵を差し込んでかけて、

ポケットの中に入れる!


広志【久々に長距離走ったわい】と

   腕を伸ばしている


アコ【たまには良いんじゃない】と

   同じように腕を伸ばしている


朝陽【凄い大きな病院ですね】と

   呆気にとられている


広志【これだけ大きい病院だと

   まるで白い巨塔の

   世界を見ている様だな】


アコ【まさしくそうね】


広志【昨日尚美ちゃんが、

   ヤケ酒して寝ている間に 

   常連さんから連絡があってな

   ここに入院しているとさ】


朝陽【そうなんですか!】と

   驚いた表情をしている


広志【あの飛行機に乗っていた人達は

   全員生きてるよ

   怪我の具合は分からないがな

   亡くなった人はいない】


朝陽【みんな無事で良かった~

   竜哉君がここに】


アコ【ここのどこかに入院しているわ

   しかし、相変わらず

   メディアの数ね~

   まるで蜂の大群みたい】


広志【撮る人は撮られる人かい

   後ろにもいるわい】と

   目線を違う方面に向けている


アコ【あれは海外メディアね

   日本のメディアの異常さを

   リポートしているのかしら】


朝陽【随分詳しいですね】


広志【色々教えてくれる人が

   いるものでね】


アコ【さてと、どうやって

   行こうかしら】


広志【少し芝居が必要だな】


そして、3人は病院へと足を運んでいく

それを見かける津雲…

アコや広志や朝陽へと

視線を向けてから


津雲【突然すいません】と

   声をかけてから

   マイクを向けている


広志【はい、なんでしょうか】


津雲【昨夜発生した、飛行機事故の

   関係者の方々でしょうか】


アコ【私達は嫁が出産を終えたので

   様子を見に来たんですよ

   初孫の誕生でしてね

   しかし、随分と多いですね~】


津雲【こちらに昨日発生した

   飛行機事故の関係者の方々が

   入院されていると】


広志【まあ、心配は心配ですけど

   ご家族がいらしているかと】


アコ【ケガが軽ければ

   いつの間にか退院していたり

   するのもありますからね】


広志【ちなみにあちらの皆さんも

   マスコミ関係者ですか?】と

   視線を向けている


津雲【あれは…海外メディアですね】


広志【海外メディアまで来られるとは 

   すみませんが宜しいですかね

   初孫の顔を見たいもので】


津雲【すみません失礼しました】


アコ【失礼しますね】


朝陽【すみません】


そして、病院の入り口へ向けて

足を運んでいくとスライドドアが

開いていき病院の受け付けの所を

通り過ぎてある所へと向かっていく


朝陽【ちなみにどちらに向かって】


アコ【尚美ちゃんの愛しい人が

   ここに入院しているとね】


広志【常連さんからの連絡でな

   病室まで教えてくれてな】


そして、エレベーターに乗り込んで

最上階に向かって到着して、

それぞれ降りていくと

幾つかの病室があり外には

飛行機事故で負傷し入院している

人達の家族や関係者が

外のベンチに腰をかけて座っていた


広志【少し気が重いわな】


アコ【突然こんなるのだから】


朝陽【ここに彼が…】


広志【こんにちは~】と

   小声で軽く頭を下げながら

   1番奥の1つ手前の

   部屋に向かっていく


そこには複数の警備員が常駐している

警備員から用件はと聞かれ、

広志とアコが説明をして警備員が

当人・事務所関係者・家族や親族に

確認を取り了解を得た上で

病室のドアを開けていく

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