↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小料理屋アコ~心おだやかなおもてなし  作者: 村越 京三


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

161/207

お昼の営業(常連客編、その16)

さてさて仕込みが終わり時計の針は

11時を回り、小料理屋アコは昼営業の開店準備をしていた

助っ人のおかげもあってか

予定より早く進んでいる

その時には、お客がちらほらと…


相木【こんちは~大将にアコさん!】と

   暖簾をくぐって店のドアを

   ガラガラと開けて入っていく


鴨居【まだ開店前よ、外で待ってて

   ちょうだいね】


相木【はい】と大人しくなる


アコ【先手打たれたわね】と

   若干あきれながら

   相木に話しかけている


浮田【今日は1番にはなれないな】と

   肩をポンと叩いて

   外で待っている


紀村【ところでウチのアレは?】


アコ【皆さん入り口で青空将棋

   しながら並んでますよ】


広志【アコ!そろそろ開店いいぞ~】と 

   声をかける


アコ【はい!じゃあ開店で~す、

   いらっしゃ~い!】


広志【いらっしゃい!毎度!】


店にはお客さんがぞろぞろと

入って、おもむろに席に座る


相木【今日は早くも満杯ですね~】


浮田【あ~腹減った~】と

   いいながら席に座った


アコ【今日は仕方ないわよ】と

   麦茶をコップに注いで

   渡している


広志【それで今日はどちらか

   決めてくれ】と

   料理を指さしている


鴨居【アコさ~ん】と呼びかける


アコ【はい】


鴨居【ウチは蒲焼きの方で】


紀村【私は塩焼きね】


久藤【私も塩焼きね、

   夜にアレ食べられるかも】


小糸【私も塩焼きで、持ち帰りで

   蒲焼きね】


鴨居【持ち帰りできるの?】


アコ【今日は大量にありますから

   近場の人限定ですけどね】


鴨居【そうしたら私もみんなと

   同じで塩焼きにするわ

   そんで蒲焼きは持ち帰りで】


広志【夜には煮物もいい具合

   ですから】


アコ【皆さん同じで旦那さん達も?】 


○○【同じでお願いしま~す】と

   意気投合している


相木【アコさん、ウチらは蒲焼きで】


浮田【俺も蒲焼きでお願いします】


アコ【はい蒲焼きね~】


広志【塩焼きが8に蒲焼きが2か

   やりましょう】


アコ【はい、おしぼり】と渡している


相木【ありがとうございます】

浮田【ありがとうございます】と

   それぞれ受け取り

   手を拭いたりしている


アコ【はい、おしぼりです】と

   渡している


鴨居【ありがとう】

紀村【ありがとう】

久藤【ありがとう】

小糸【ありがとう】と

   それぞれ受け取り

   手を拭いたりしている


アコ【今日は本当に助かりました】と

   軽く頭を下げている


鴨居【大した事してないわよ】


紀村【そうよ】


久藤【美味しいものを】


小糸【食べなくちゃね】


榎本【こんにちは~毎度~】と

   暖簾をくぐり抜けて店のドアを   

   ガラガラガラと開けて、

   店の中の様子を伺っている


アコ【えのちゃんいらっしゃい!

   どうぞ】


榎本【ありがとうございます】


泉澤【こんにちは~大丈夫ですか?】


アコ【いらっしゃいませ、

   こちらへどうぞ】


アコ【はい、おしぼりと麦茶ね】と

   渡している


榎本【ありがとうございます】

泉澤【ありがとうございます】と

   それぞれ受け取り

   手を拭いたりしている


広志【お2人さんよ

   今日はどちらか選んでくれ

   アコ!あがったよ‼】と

   出来上がった料理を

   盛り付けている


アコ【は~い‼よっこらしょ】と

   おぼんを持ち上げて運ぶ


アコ【はい、おまちどおさま

   めしあがれ】とテーブルに置く


相木【おお~これは何の蒲焼き

   ですか?】


アコ【“サンマの蒲焼き丼”よ

   それに”カキフライに”に

   “ほうれん草のおひたし”に

   “卵焼き”に“豚汁”ね】


浮田【今日は至れり尽くせり

   じゃないですか~】


相木【何かあったんすか?】


アコ【おひたしと卵焼きは

   お通しよ】と語りながら

   手を動かしていると


相木【はい!いただきます】と

   割り箸を割り一口食べると…


浮田【これは美味い】


相木【美味い!】


榎本【すいません蒲焼き丼で】

泉澤【私も同じで】


アコ【お父さん、蒲焼き丼追加ね】


広志【はいよ~アコ!

   鴨居さん達の分

   あがったよ‼】と

   出来上がった料理を

   盛り付けている


アコ【は~い‼よっこらしょ】と

   おぼんを持ち上げて運ぶ


アコ【はい、おまちどおさまです】と 

   テーブルに置く


鴨居【きましたきました】


紀村【美味しそうね~】


アコ【美味しそうではなくて】


久藤【美味しいのよ】

小糸【美味しいのよ】と

   それぞれ割り箸を

   割り食べ始めると

   サンマを1口食べはじめて

   やはり秋はサンマね~と

   満面に笑みを浮かべながら

   たわいのない話しをしながら

   食べていたのです


アコ【みんなご飯食べて

   お昼からもひたむきにね】


相木【はい‼】

浮田【はい‼】

榎本【しっかり働きます‼】

泉澤【頑張ります】と

   もりもり食べていると…


鴨居【アコさん、後で旦那達の

   相手してあげて】


そこには出来上がっている

それぞれの夫が騒ぎ始めていた

それを見たアコは


アコ【みなさん今日はご機嫌ね~

   私も宜しいわよね~

   さあ、いきましょう】と

   両手に一升瓶を持って

   開けようとすると

   

それぞれの旦那達の酔いが

急に醒めたのか慌てふためいて

テーブルにお勘定をおいて

店のドアをガラガラと開けて

暖簾をくぐって早足であとにする

 

鴨居【さすがねアコさん】


アコ【夜には是非とお伝え下さい

   お待ちしていますと】

   満面に笑みを向けて伝言を

   頼んでいた


広志【アコ~ほどほどにな~】と

   調理しながら話していた


その頃の店内では…


高橋【すいません蒲焼き丼で

   お願いします】


佐橋【すいません塩焼きで

   お願いします】


アコ【はい、少しお待ちくださいね~】  

   とバタバタと動きながら


アコ【はい!ちょうどですね、

   ありがとうございます

   またお待ちしています】


それから、様々なお客様がご来場して、美味しいお昼を食べて

みんなエネルギーチャージをして

休み前の残りの

仕事に向かっていったのでした…

そんな中遠くから何人か歩いて

店へと足を運んできています

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。