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小料理屋アコ~心おだやかなおもてなし  作者: 村越 京三


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159/207

仕込み準備中(その7)

それからしばらくして、時計の針は

もうすぐ6時半になろうとしていますまたまたお店の前に1台の軽ワゴン車が止まったのです、車の中からは

乾商店の店主である渡貫が下りてきて荷物を運んできます作業しながらの 会話です


渡貫【おはようございます】


広志【おはようございます!

   どうされました?】


渡貫【乾燥ワカメと春雨等色々

   持ってきました、

   何かに使って下さい】


広志【良いんですか?】


アコ【おはようございます

   あらっ渡貫さん

   どうされたのですか?】


渡貫【毎年恒例で季節物が

   今日食べられるとの事なので】


広志【すみませんわざわざ

   配達してもらって】


アコ【本当にありがとうございます

   ついでですけど渡貫さん

   簡単ですけど朝ご飯どうぞ】と

   おにぎりに味噌汁に卵焼きを

   テーブルに置いていく


渡貫【ご丁寧にありがとうございます

   それではお言葉に甘えまして】


渡貫【いただきます】と手を手を

   合わせてから一口食べて

   モグモグしている


アコ【その時々の旬の物を食べて

   美味しさと触れ合いが

   ありますからね】


渡貫【そうですね。それが食べ物の

   良さになりますから

   ごちそう様でした

   美味しかったです】と

   手と手を合わせている

   

渡貫【品物はこれで全てになります!

   毎度ありがとうございます!

   それでは】


そう言って渡貫は店を出て

再び車に乗ってシートベルトをして

エンジンをかけてギアを操作して

ペダルをゆっくり踏み込んで

車を走らせて去っていった


更にそこから少しして、お店の前に

またまた1台の軽ワゴン車が止まった

ギアを操作してエンジンを切り

シートベルトを外してドアを開けて

車の中からは谷出豆腐店の店主である谷出が下りてきて荷物を運んでくる、作業しながらの会話


谷出【おはようございます】


広志【おはようございます!】


谷出【今日もいつもので

   大丈夫ですね】


アコ【おはようございます~

   バタバタしていてすみません】 

   と軽く頭を下げている


谷出【今日は例の日ですからね、

   いつものとおやつに

   おからドーナツを】と

   謙遜しながら話している


アコ【ありがとうございます

   老若男女人気なんですよ~

   もし余裕ありましたら

   隣のお店に置いてもらえると】 

   と手をこまねいている


谷出【隣りって酒屋さんですか?】


アコ【酒屋さんでもあり商店でも

   ありましてね、子供達が

   遊びの前と一休みに

   小銭握りしめて買いにくる

   ものでしてね】


谷出【まあ、余ればという事で】

   


アコ【ありがとうございます

   簡単ですけど朝ご飯どうぞ】と

   おにぎりに味噌汁に卵焼きを

   テーブルに置いていく


谷出【ありがとうございます

   それではお言葉に甘えまして】


谷出【いただきます】と手を手を

   合わせてから一口食べて

   モグモグしている


一口食べてモグモグしている谷出…


谷出【ちょうどお腹が空いていまして

   助かりました】


アコ【いえいえ、いつもウチのが

   お世話になっていますから】


谷出【それはこちらもですよ

   代が変わっても同じ様に

   注文していただいているので】 

   と味噌汁飲みながら話している  


広志【それはこちらも同じです

   毎日ウチの揚げ出し豆腐を

   食べにくる客がほとんど

   ですからね、今では生命線に

   なりましたよ】


谷出【それは作りがいがあります】


そして、あっという間に食べ終えると


谷出【美味しかったです

   それでは失礼します】と

   椅子からスクッと立ち上がる


広志【毎度ありがとうございます】


アコ【ありがとうございます~】


そう言って谷出は挨拶をして

店を出てドアを開けて車に乗り込んで閉めてシートベルトをしてエンジンをかけてギアを操作してアクセルをゆっくり踏み込んで走らせて去っていった
















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