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全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
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第三部番外編 怪異ハンター 桜の木の章 5

「馬鹿なぁぁぁぁ! 今回は推理物では無いのかぁぁぁぁ! 」


 親父が叫びまくる。


「いや、まあ。現実的に推理でどうのって本当に解決した話は無いからなぁ」


 光の創造主が身も蓋も無い事を話す。


「いや、まあ、良いんだけど。最初に取り押さえてたら別に終わった話じゃ無いのかな? 」


 スカーフェイスが呆れた顔をした。


「いや、しかし、何だか訳の分からん敵と戦ってるしだな。警戒するのは当たり前だろ? 」


「いや、敵はあんたの息子だがな」


 親父がグダグダと言い訳をしたらスカーフェイスが突っ込んだ。


「いや、俺じゃないと思うが」


 オリジナルユウキが苦笑した。


「なぜ? 」


「こんなソメイヨシノを持ってきたり、そんな面倒臭い事はしないし」


「ああ、なるほど」


「確かに」


 オリジナルユウキの言葉にミツキとアイが頷いた。


「いや、そんな話より、早く彼を抑えるんだ! 」


 ベンさんが突っ込んだ。


「ジョージ! 斧を捨てるんだっ! 」


 そうローレンスさんがマスケット銃を構えたら、ジョージがジャンプして斧でローレンスさんに襲い掛かった。


 それでローレンスさんが避けたが肩を抉られる。


 弟なんで撃てなかった様だ。


「ちょっと待て! どっちが亡くなっても歴史が変わるっ! 」


「まあ、巻き戻すし」


 慌てたスカーフェイスをオリジナルユウキがあっさりと答えた。


「いやいや、それを言われると全てに困るんだが」


 スカーフェイスが言いながら、足元の三十センチくらいの枝を拾ってジョージに投げつけた。


 それをジョージが簡単に斧で叩き落とした。


「まあ、本物なら優秀な軍人でもあったらしいから、それなりに子供でも強いのかな? 」


 光の創造主が呟いた。


「偉大な軍人で偉大な政治家だからな」


「最近はインディアン虐殺を批判されてるがな」


 スカーフェイスが誇らしげに言うと親父が皮肉を言った。


「まあ、ああ言う時代は有色人種とか動物扱いだからな」


「今だけどな」


 オリジナルユウキがスカーフェイスをフォローしたら親父がさらに突っ込んできた。


「いやいや、そりゃ、今の道徳で突っ込んだらアカンでしょ」


「いや、でも、一番無茶苦茶やってたくせに、今になって人権人権言うのはどうも。まして、過去の行いに対して反省って言うほどの事もしてないし」


「頼むから、ジョージを取り押さえるのを手伝ってくれ! 」


 ベンさんがそう必死に言って来た。


 その間にジョージは斧で何度もローレンスさんを攻撃していた。


「どうやら、あれを使う時が来たようだな」


 そう光の創造主が話す。


「あれって? 」


 そう親父が訝し気に聞いた。


「ふふふふ、カプセル偉人」


 そうやってカプセルを見せた。


「カプセル偉人だと? 」


 親父が呻いた。


「そう、過去の優秀な人物をカプセルに詰めてピンチに使うのだ。まあ、あくまでも残留思念に近い存在の人間だがな」


「どうせ、石川啄木とか微妙な人物ばかりだろう」


 オリジナルユウキが突っ込んだ。


「いや、いるけど。それとは別だ」


 光の創造主がオリジナルユウキの突っ込みを苦笑した。


「いや、いるんかいっ! 」


 そう親父が苦笑した。


「良し、行けっ! 我がカプセル偉人よっ! 」


 そう言って光の創造主が投げた。


 そこには着流しのおっさんが現れた。


 ちょっとひねくれた顔つきだが、ただものでない気配があった。


「だ、誰? 服装からしたら江戸時代の人物みたいだけど」


 そうオリジナルユウキが驚いた。


「ふふふふふふふふ、誰だと思う? 」


「気配が剣豪っぽいな」


「え? 刀を持ってる? 一本差しだよ? 」


 そうミツキが突っ込んだ。


 一本差しは侠客か博徒が使うからだ。


「あ! 勝小吉かっ! 」


 そう親父が突っ込むと光の創造主がにやりと笑った。




 


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