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全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
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第百十三部 第六章 次の殺人

「次の殺人って訳か」


 親父が呟いた。


 とりあえず、スカーフェイスとカルロス一世が飛び出していく。


「何なの、これ? 」


 俺が親父に聞いた。


「いや、どっかで見た事あんだけどな。何だっけか? 」


 親父が首を傾げる。


「いやいや、覚えとけよ」


 国王が突っ込んだ。


「だって、三年前の晩飯とか覚えてないだろ。これ殺人事件だから記憶にありそうだけど、百年以上前だもんな」


 親父が苦笑した。


「ああ、長生きあるあるだな。戦争とか普通にあるから、百年くらい経つとどれだっけって感じで悩むよな」


 祝融さんが同意した。


「僕なんか、全く覚えて無いですよ」


 キアスも頷いた。


「だよな。そりゃ、超インパクトがあれば別だけど、普通に連続殺人とかな。あんまり記憶に残んないわ」


 親父が本当に困った顔をしている。


「いやいや、どんだけ悪人なんだよ」


 カルロス一世が戻って来て呆れた顔をした。


「どうだったの? 」


「とりあえず、漁村の人達で処理するみたいだから、よそ者だし任せて来たよ。また、首なし死体だ」


 俺の問いにスカーフェイスが答えた。


「まあ、やっぱりおかしいよね」


「ああ、血が流れてなかったからな」


「いや、そうじゃ無くて、一番疑われるよそ者の俺達が警戒されてないもの」


 俺が首を傾げた。


「言われてみれば、そうだよな」


 カルロス一世が頷いた。


「本当ですね」


 ギョギョが同意して来た。


 説得力ありすぎだろ。


 誰もギョギョを気にしてないし。


「とりあえず、面倒くさくなってきたら、祝融さんに全部焼いてもらうか」


 俺が祝融さんを見た。


「いや、過激だろ」


「やり過ぎじゃね? 」


 カルロス一世とスカーフェイスが呆れている。


「でも、焼けばとりあえず、大体の実際は分かるし」


 俺が反論した。


「いやいや、アメリカのB級映画の爆破すれば勝ちみたいな感じだな」


「爆破しても駄目だと思われる案件も、爆破したらこれで終わり感凄いからね」


 国王と宰相がうんうんと頷いた。


「とりあえず、隠れているものが出てこないとどうしょうも無いし」


 俺が皆を見回した。


「とりあえず、それは最終手段として、何か少しでも思い出すこと無いんですか? 」


 スカーフェイスが親父に聞いた。


「いや、多分、これ過去に会ったことをなぞってんだよね。それが何だかは思い出せないんだが」


 親父がたどたどしく答えた。


「いや、こんな異様な事件なら覚えて無いんですか? 」


「面倒くさいのは早く忘れるようにするからなぁ」


 親父がスカーフェイスに実も蓋もない事を答えた。


 駄目だこりゃ。




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