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全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
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第百十三部 第二章 罠?

「とりあえず、ここで野宿するの? 皆がいるとこに連れてっても良いし、君も連れてけるでしょ」


 祝融さんが凄くぶっちゃけた話を親父にした。


 正直、逃げてるけど、逃げなくてもテレポートで移動できるだろうになってのはいつも思っている。


「まあ、それは、身についた習慣だな。身体が学習したように先に動くんだ」


 親父が俺が喋って居たのか、答えてきた。


「身についたものってなかなか消えないからね」


「それは分かる」


 国王と宰相が頷いた。


「とりあえず、戻った方が無難じゃ無いか? 」


 カルロス一世が皆を見回した。


「まあ、そうなんだが、どうした? 」


 カルロス一世が必死なんで親父が聞いた。


「いや、大妃の星に行ってた時を思い出すからさ。碌なこと無いじゃん、この面子」


 カルロス一世が断言した。


 凄く正しいけど、複雑だ。


「とりあえず、どうする? 」


 親父が聞いてきた。


 その時、ギョギョが海から走って出て来た。


「何か、何か、やばいものが海にいます」


 ギョギョが叫んだ。


「よし、テレポートだな」


「そうしましょう」

 

 親父の意見に皆が賛成するが、障壁が張られている。


「い、いつの間に」


 俺が焦る。


「何、この程度」


 親父が笑ってテレポートしたら、突然、目の前が暗転した。


 何これっ!


 俺達が現れると、そこは今までと違った風景になっていた。


 潰れていた家に人が住んでいた。


 潰れてたはずの家は瓦屋根のちゃんとした家に戻っている。


 そこは小さな漁村だった。


 しかも、大正時代のような雰囲気だ。


「まるで、タイムトリップしたような感じだな」


 スカーフェイスが呟いた。


「どうも、そうじゃないな。何だ、この空間は……」


 親父が訝し気に上にあるままの障壁を見た。


「どういう事? 」


 俺が問いただす。


「普通の空間じゃ無いな。罠になっている」


 親父が呟いた。


「君ほどのものでも不可能な罠なのか? 」


 祝融さんが凄く驚いてる。


「ああ、俺と同クラスの奴が作ったのかもしれん」


「え? そんな奴いるの? 」


 俺が親父の感想に驚いた。


「ああ、信じられんことだがな」


 親父が断言した。


「親父と同等レベルの怪物なんて、大妃位でしょうが」


「だから、気をつけろ」


 俺が聞くと、親父の顔が警戒心だらけになった。


 ふと、横を見ると、スカーフェイスとカルロス一世が耳をふさいでる。


「どうしたの? 」


「「やばい話を横でするなよ。そんな怖い話は聞きたくない」」


 二人が凄い表情で答えた。


 困ったもんである。



 



 

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