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腐れ縁
「いてて、肘すりむいたあ……なんなん?もう!」
「な、何とか、し、してくださいよ! おめ、貴方もグー子の手下なんでしょ?!」
(……。いきなりキャラ変わったな……)
メイド服の女性は詰めよって、スタスタと歩いていくグー子を指差した。
「呪いを解くにはグー子の魂が必要なんです。俺はこんな底辺な場所にいる人物じゃない! (略)本当はグー子より」
「あ、あの、アナタは?」
「――■■■」
「え? ピサロ?」
「それでいいです。それで」
ともかくピサロは項垂れながらブツブツとどこかへいなくなっていった。彼女曰く口調や服装も全て呪いらしい。金の森により、本来とは全く異なった状態になってしまったのだそうだ。
(変な人……だったけど、金の森が関係してるとは。金の森、まだあるのかな、この山の中に)
「いつまでボンヤリしてるね。さっさと次の場所に行くど」
「ピサロさんはグー子さんと知り合い?」
「……腐れ縁だよ」
陰うつな響きを含んだ返しに、キュームは微妙な頷きしかしなかった。ヒグラシの合唱を聴いたのは久しぶりで、いつだかボーイスカウトに参加したのを思い出す。
「私を自由に操れるんだよね? さっきはどうやったの」
「空の入れ物に動物霊を憑霊させただけさ」
「えっ!? ナンテコトすんのよ!」
「文句を言うな! 下僕が!」





