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尻尾はモフモフ

「キュームさんに尻尾が生えてしまいましてね。それを主水司(しゅすいし)楼で解決できないか、話し合おうと思いまして」

「な、お前っ! 大家と寝たのか!?」

「えっ、はあ?! 何言ってンのきしょっ?! オンナと寝る訳ないでしょっ!」

「……馬耀さんは性別を超えた何かですよね」

 ピサロが遠い目をしながら言う。

「は? お前、お泊り会とかしないのか?!」

 毛を逆立てながらグー子がトンチンカンなことをいう。

「え……待ってよ。グー子の言う寝た、って一緒にベットで寝泊まりするってヤツ?」

「そうね」

「女児??? ギャハハッ! ヤバ! 女子高生でもありえないんですけど〜」

「キュームさん。馬耀さんにバレてしまうので早くいきましょう。それと、グー子さんの知識は女児なのでそのまままにしといてあげてください」

 カヂに耳打ちされ、笑いを引っ込めた。「確かに馬耀さんと寝たよ」

「許さん。主を差し置いてっ、あ! 歩き出すな!」

 皆で歩き出すと、グー子が追いかけてくる。その際にズボンから長毛の尻尾があふれ出た。

「グー子、それ」

 ピサロが嬉しそうに尻尾を鷲掴みにして、確かめる。「今まで隠してたのですか?」

「あ、や、やめろっ! 気持ち悪い!」

「猫! サバトラ! 可愛いっ」

「ピサロさん、本当に猫が好きなんですね……」

 もし馬耀が馬脚を表したら、モフモフするのだろうか。日本列島に野生の虎はいない。

 モフモフしているのか、少し気になるキュームであった。

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