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死相とグー子

「グー子、大丈夫?」

「お前に心配される筋合いはないね」

 ラベンダー荘へ戻ってきたが、彼女の顔色は悪く脂汗が滲んでいるように見えた。

「キュームさんにエネルギーを喰われましたか、グー子」

 中庭の日陰でピサロが暇そうに座り、何かを投げては片付けている。

「食われる理由がない! ワタシは主だぞ!」

「生き人形を作れる資格のない者の証明ですわよ」

「黙れ!」

「――ピサロさん、それ何やってるんですか?」

 パワーストーンだろうか。色とりどりの石をハンカチの上に投げては、ジッと見て、また片付けている。

「おまじないです、とはいえ、咒いがあるものではありません。石の散り具合でグー子の調子を予測していたのですわ……どのみち、今のままだと照糸 グぅ子は死ぬ」

「……大家さんを呼んできます。とりあえず熱中症かもしれないし」

「あの、信用ならない大家を?」

 鋭い眼光にキュームは内心を見透かされた気がした。だが、妖しいとて仕方があるまい。

「何か打開策を知っているかも……しれないし」

「そうでしょうかね」

 ピサロは馬耀が嫌いなのだろう。いや、大妖魔の会雲だと勘づいていて警戒しているのだろうか。

「……利用できそうなものは利用しましょうよ、ピサロさん」

「ふふっ、まだ貴方らしさがありますね。安心しました」

「?」

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