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退治成功!
「シャーッ!! ミャオぅ〜〜」
背後から猫の威嚇する鳴き声がする。その獰猛な力に抗えずに、巨大な犬の鼻先を引っ掻いた。
犬はキャイン! と悲鳴をあげる。その隙に、グイはさも当然のように目潰しをして、近くにあった木刀で脳天を突き刺した。
グラリとよろめく、獣は倒れるかと思ったが――
「きゅ〜〜ん」
あれだけ大きかった雑種犬は縮み、中型犬程度までになってしまった。無害そうなうるうるとした黒目でこちらを見あげてくる。
「そうか。なるほど、辛かったね。お前、ワタシに使われるか?」
憑き物は無抵抗に三つ編みに食われると、飲み込まれた。
「……――ハッ。身体が自由に。てかなんで、木刀が都合よくあんの」
「偶然だろう。この家も業が深い、また憑き物にやられるだろうね」
グー子はスタスタと洗面所へ歩き出した。「え? 何か、分かったの?」
「別にお前に語るほどのものじゃないね。さあ、村に帰ろう。入金されるかは謎だが、まあ、初回にしてはがんばれたね」
ハテナを浮かべたまま、ガタガタとドラム式洗濯機へ入っていく不審者を眺めていたが――自分も早くはいらなければ置いていかれる、とわれに返った。
「待ってよ」
「――開☆門!」
慌てて入り込むと、また視界が明転する。開門とは何だ、とキュームはツッコみたいまま村へ帰還した。





