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グー子の仕事開始

「さぁて、依頼を受けに行くとするかね」

 次の日、グー子が名刺を片手にラベンダー荘の入り口で待ち構えていた。というより呼び出された。

「え、依頼?」

「ああ、ワタシに舞い込んだ依頼をこなす日が来た。さあ、行くぞ」

「え?」

 疑問だらけのセリフだが、とにかく咒士としての仕事を再開するとのことだ。

「デカいのが来ていた。初っ端からドンパチやり合うね。気を引き締めていかねば」

「グー子、さんは、何年間ここに居たんですか」

「知らない」

「え、仕事のやり方は覚えてるンですよね」

「ああ、とても悪評高いと覚えている」

(覚えている……って、不安しかないンですケド)

 悪評高いというのは仕事をこなせていなかった、のではないか? だとしたら復帰して大丈夫なのか?

 積もる不安を他所に彼女はまた手をすり合わせると、呪文を唱え始めた。

「――開☆門!!」

 視界がギラギラした光に照らされ、明転する。キュームは平衡感覚を失い、どこかへ飛ばされるのだと悟った。





「せまぃっ! どこ? ここ」

「ドラム式洗濯機のようだね」

「え、バブルに飛んでっちゃう映画方式なのっ?」

 二人で何とか這い出ると、人の家のニオイがする。平凡な一軒家の洗面所にやってきたようだ。

「場所による」

ギャグに徹していかないと。ギャグとは……?

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