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カオス

「よー、ガキ! オメーが新入りかよ」

 ラベンダー荘のアーケード前でいきなり背中をどつかれ、振り返ると金髪のヤンキー娘がいた。ヤンキーを体現したかのようなナリに呆気に取られていると、アチラはああん? と眉をひそめる。

「なんだ? 挨拶もできねーのか?!」

「こ、こんにちは。キュームです」

「俺はハチスガ。呪いで女になっちまったが、なめんじゃねーぞ!!」

(呪いで女に?! ファンタジーすぎ! )

「キュームとかなめた名前だな、その根性叩き直して舎弟にしてやるよ」

「だめですよ。彼女はグー子の下僕なんですから」

「あ? チッ、あの三つ編み頭沸いてんじゃねーの。きしょいんだよ」

 ブツブツ言いながら彼女? はその場を去っていった。

「お、大家さん。いつの間に」

「あの人、悪くはないので許してやってくださいね」

 穏やかな笑顔のまま、というか、常にこの顔だ。ロボットの不気味の谷を漂わせる何かを持得ている。

「あの、呪いって」

「難しいのです。それが。人間から受けた呪いなのか、妖魔から受けた呪いなのかで変わってくるのですが……」

 グー子さんに聞いてくださいね、と言われ、手招きをされた。

「えっ、」

「貴方にいいものを見せてあげます」

ガールズラブタグつけたほうが良いかか

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