ストレス緩和ティー
「無条件で幻覚剤をいれるなんて、どうかしてますよ?!」
「あらあら、キュームさんはどうやら耐性があるみたいで。まるで使った事があるかのような……」
「とんだ不良ね。つーか無条件じゃなければいいのかァ?」
吐き出したい所だが体感的にそこまでひどい薬ではない――
「ラベンダー荘ではストレス緩和にこれを飲むものです。もちろんオーガニックな、この村特産の花を贅沢に使ったリラックスティーになります」
「カボッ、ゲェーッ」
「あっ、無理やり吐かない」
訳の分からぬ珍妙不可思議な村の植物を身体に入れる気はない。わざと吐き出して、毒を体外に出した。
「依存性はないから大丈夫ですのに」
「あの娘、かなり不良ね。あの吐き出し方、プロだね」
「私は滅多にストレスを感じない質なんでっ! ストレス緩和は大丈夫です! ありがとうございます!」
それは本当だ。何があろうとも不快感はわかない体質だった。
罵倒されようと、殴られようと寄ってたかってバカにされたり、両親から嫌悪されても。
他人がいうストレスという気持ちや副作用は湧いたことがなかった。
「うーん。役に立つと思うんですけどねー?」
大家さんはティーカップを大切そうに手入れしながら、穏やかに言う。ちなみに外はものすごく暑い。
アツアツの紅茶を飲めるなんて、なんとも人外めいている。
(そもそも人じゃないんだっけ? ……まあ、あれは危害というか、労ってくれた内にはいるのかな)
人外というのは人間の範疇を越えた思考回路なのかもしれない。
(人間より理解不能で疲れる……)
題名って皆さんどうやって考えてるんですか。
私はボロボロです。





