S君最後の闘い
A1「このままでいいのか?」
A2「何が?」
A1「書記長の専横だよ・・・Je様を罪人矯正機関に閉じ込めやりたい放題だ」
A3「しかしな、天使の圧倒的多数が書記長を支持している・・・ルシフェル、否、今や天使長熾天使ルシフェル様か・・・かつて彼が率いた元反乱軍は赤軍として再編され、Mi様率いる親衛隊はそれだけで全天使を殲滅できる・・・手も足も出ないじゃないか・・・」
A2「そのとおりだ・・・書記長の権力の前にはJe様ですら無力なんだから・・・」
A4「おい!第3回党大会の議案骨子が発表されたぞ!」
A1「そうですか・・・」
A4「何だ、そっけないな・・・驚くなよ、地上への介入が始まる!」
A2「何だと!」
A1「俺達が待ち望んだ事じゃないか!」
A3「今まで何だかんだ理屈を付けてJe様が全く手を付けなかった地上への介入・・・」
A4「そうだ!あらゆる搾取と、その搾取に起因する貧困の撲滅、それを地上で実現するための闘いが始まる!我欲を追求するために人々を搾取する邪悪なる者達とのハルマゲドンが始まるんだ!」
A2「つまり、神の国を地上に現出させると?」
A4「そうなるな!お前達、日頃書記長の事を悪く言っているけど、書記長こそ俺達の願いを実現できる指導者じゃないのか!」
A3「そのとおりかもしれない・・・俺達はJe様の伝令だけの存在じゃない。本来は人間を守護すべき者なのだから・・・」
A2「俺は書記長と共に闘う!お前はどうする?」
A1「俺も闘う!天使としての使命を全うする!」
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S「諸君!私は此処で重大な提案をしなければならない。我々は一部の者達の怠慢で長らく放置されてきた、本来の任務に戻る。それは、地上に神の国を現出させる事、そのために、我欲のために人々を搾取する邪悪なる者達を地上から永遠に除去するための闘いを始める事である!これは、正義と悪との、最後の、そして最も激しい闘いである!諸君は今迄Jeの僕の地位に甘んじてきた。しかし、思い出して欲しい。諸君は人間を守護する者達ではなかったのか?貧困に苦しみ、病に苦しみ、暴力に苦しむ者達をこれ以上放置して良いのか?そんなはずはない。苦しみに泣く者達を、我々は救わなければならない!それが諸君の任務だ!今こそ、その任務に戻ろう!1日も早く搾取を根絶し、泣く者のない世界を創ろうではないか!団結せよ!栄光は全ての人間と諸君にある!」




