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資料3 都市伝説週刊誌の電子サイト掲載特集記事

     ……………


資料:都市伝説系雑誌週刊ゼロ、電子版サイトの特集記事『北海道の都市伝説2022最新版』


はじめに


 今回このような特集企画を突如行ったのにはある特殊な経緯(けいい)がある。

 というのも、2022年10月6日現在、我が編集部には全国各地から読者諸君らによる多数の都市伝説情報がひっきりなしに届いており、まとめるのも一苦労というありさまなのである。

 この状況は今年が始まってから急増したように感じられ、おかげさまでこの週刊ゼロ編集部は社の(かせ)(がしら)としてみるみるうちに待遇(たいぐう)が改善されて行って感謝しかないのであるが、編集長である私はこの現象において興味深い点を見つけていた。



 本来、こうした都市伝説ブームというヤツには中心地や中心となる物語がある程度特定できる。

 例えば、都市伝説ブームとして名高い『口裂け女』も関東圏を中心に起こった民間伝承がマスメディアの取り挙げで全国化した。

 妖怪ブーム、本怖、現代都市伝説の多くはメディアにより増幅された地方の民間伝承や個人の創作が主流だ。


 だが、今われわれ編集部が直面する現象はそう言った中心地からして奇妙だ。

 我々が他都市伝説系雑誌やサイトに取材させてもらいつつ、読者投稿から得た情報も照らし合わせていくと、今年の都市伝説ブームの嚆矢(こうし)は北海道にある事が分かった。

 しかも面白いことに、この都市伝説の読者投稿や目撃証言、あるいは奇妙な実話の口コミの増大はキレイに数か月をかけて()()していっているのだ。北海道でそうした噂が増加した数日後、青森、そして岩手秋田、宮城山形と何かに侵食されるように広がっていく。


 更に、我々が調べるうちに戦慄(せんりつ)したのは、同じような話が時間と場所を同じくしてほぼ同時期に複数報告され、その現象自体が移動していく点だ。


 正に事故や事件の目撃証言や生物の目撃情報のように『異形』や『化物』を見た、聞いたというだけの情報が同じ地点同じ日、投稿日時も同じ頃に集中するのだ。


 これは集団ヒステリーなどの現象以上に、なにか恐ろしい事が起こっているように思えてならない。ひょっとするとこの2022年の初め、北海道の方で何か陰謀(いんぼう)めいた事件が発生したのではと疑ってしまう。


 そんな都市伝説ホットスポット北海道、その本州では見られない一風変わった今の都市伝説を是非(ぜひ)(らん)あれ。読者諸君らがその情報を見ることでもしかすると何かの秘密が紐解(ひもと)けるかもしれない。ちょっとしたことでも、何か北海道の都市伝説にまつわる話題を持っていれば是非、編集部(あて)にハガキやサイトでの投稿をしてくれ!


     ―――――


北海道の都市伝説① 闇夜に舞う龍!? 天候を操る謎の天龍(てんりゅう)!!


 2022年9月1日昼前に北海道札幌市を中心に発見されたUMA(未確認生命体)目撃証言は、いずれも晴れの日の雲の間にオレンジ色の龍が飛んでいるのを見たというもの。

 この日の札幌は午前は晴れていたのだが正午ごろに雨が降り始める。目撃情報の多くがこの龍が現れた後に雷の音が響くとともに雨が降り始めたとのこと。


 東洋における龍は古くより水の神や天候の神として(まつ)られ、雨乞いの対象ともされてきた。水辺を好む(ヘビ)のような様相(ようそう)もその一端(いったん)と言えよう。


 しかし、そうした水神崇拝(すいじんすうはい)などの伝承のほとんどない北海道で見られるというのは大変珍しい。目撃情報もこちらに寄せられただけでも20件と多く、単なる見間違いとも思えない。もしかすると今まで龍の多くは何者かの手によって北海道に隠されていたのやもしれない。

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