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リカ、トロけるレバーが食べたいなあ…(※マジウマッ!!)

 突然だが、知人が店を始めた。



 と、俺が紹介すると、

 なんだかいかがわしい非合法な商売を想像するかもしれない。



 ご期待に添えなくて残念だが、“小料理店”だ。

 わざわざ醸造所に足を運んで、店主の舌と鼻で厳選した酒と、

 こだわりの素材をじっくり炭火で炙る

 自慢の串焼きが店のウリ。



 かと言って、タキシードで正装する美食家や、

 女優の卵を連れた映画プロデューサー御用達の、

 えらく気取った店じゃない。



 そこは雑踏を抜けると広がる“隠れ家的”異空間。

 年代物のジャズをBGMに、

 今日の一杯にハイボールはいかがですか?



 入店したら、まずは『レバー串』。

 口に入れた瞬間にトロける別次元のウマさ。

 どうして店主が炭火にこだわるのか、君の舌で解明してほしい。

 足を運んだ際は是非ともご賞味あれ。



 さて、続いてのオススメはスパイシーな『つくね串』。

 独自配合の秘伝スパイスをふんだんに加えて練り込んだ極上のタネを

 丁寧に炙ります。相性抜群の甘ダレで、BGMを聞きながら……。



 カワイイ女子には『チーズつくね串』がオススメ。

 自慢の極上つくねを、バーナーで焦げ目をつけた

 アツアツとろとろチーズが、ふんわり包みます。

 焼き上がりをすぐにいただきたい、ボリュームたっぷりの秀逸な一品。



 ダークホースとしては、キメ細かな舌触りの『自家製鶏ハム』。

 あっさりとした味付けながらも、お酒がグングン進みます。

 他店では決して真似できないオシャレな味を――



 ……リスナーの皆さん、こんな俺を許してくれ。


 〈地底〉で商売するのも楽じゃない。

 客が入らなくても、経営者はバカみたいに高い賃料を

 〈土地所有者〉に支払う必要があって、

 支払いが遅れたら問答無用に叩き出されてしまう。

 

 

 だから俺のハナシを聞いてる心優しいリスナーの皆さん。

 知人をよろしく。

 ではココで一曲。これを聞いて終わりにしよう。

 ちなみに本編とは無関係だから、マジで気にしないでくれ。

 くだらないハナシに付き合ってくれて心から感謝する。



 さて、リクエストをくれたのは

 ペンネーム:ナカタ=ハル さんだ。 

 まったくどうしようもないヤツだな。




 オールドジャパン・スタイルで――


 『炭火の暖かさに、そっと触れてみませんか』。

 


   

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