黄玉vs凶獣
社会人になってからの友達作りは難しい。
カードを通じて数多くの人たちと巡り合えている私は幸せだ。
今日の相手は、そんな友人の一人だ。
年齢も職業も違う、ただカードゲームでつながっている友人。
彼が私のプレーを熟知しているように、私も彼のスタイルを知り尽くしている。
そのうえでなお、何度でも対戦を重ねたいと思える相手。
今日、私が握っているデッキは黄玉だ。
防御寄りの効果、必要パーツを集めてワンショットを決めるタイプ、
公開されたリストを見た時は、好みじゃないと思った。
守って、集めて、最後に決める。
前のめりに殴るのが信条の私では使い切れないデッキだと思っていた。
しかし、実際に動きを目の当たりにして考えが変わった。
潤沢な防御札を抱えながらブラフを貼る。
後の先を取る。
そんなことを考えながら調整する時間は、思った以上に楽しかった。
何度か試行して自分の手に馴染む形に仕上がったデッキのお披露目には絶好の対戦相手だった。
選択権を取られて後攻となった。
黄玉は先行ネクサススタートが定石なので、いきなり厳しい。
手札にネクサスはない。宣言して手札入れ替える。
引き直した手札はやや重い。
<スネクロウリー>
<スネクロウリー>
<噴雷大山>
<ポタリワ>
ネクサスはある。最悪とは言えない。
これで勝負するしかない。
相手1ターン目
青のネクサスを配置する。
彼は自他ともに認める青の使い手、
私が黄色を使うのと同じく、この一手は予定調和だ。
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雲霧森林
3(2)/青/凶獣
<0>Lv1 <3>Lv2
Lv1-2『自分のアタックステップ』
アタックしている系統:「凶獣」を持つ自分のスピリットすべてをBP+1000する。
Lv2『自分のエンドステップ』〔重複不可〕
自分のネクサス2つにつき、系統:「凶獣」を持つ自分のスピリット1体を指定できる。それらを回復させる。
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凶獣デッキだろう。
前のめりなプレイを得意とする彼らしい選択だ。
自分2ターン目
ドローは<サンダーシャッター>。
魔述で使うことが大前提のカード、魔述を持つ<ポタリワ>と相性がいい。
ポタリワは重量級のスピリットだが、フィールドに召喚することができれば盤面はかなり有利になる。
とはいえ2ターン目でできる動きは限られている。
<噴雷大山>を真界放状態で配置、まずは1シンボルを確保することしかできない。
相手3ターン目
<フィーディングドロー>を使用した。
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フィーディングドロー
3(2)/青/凶獣
メイン:
3枚ドローした後、手札2枚を好きな順でデッキの下に戻す。
フラッシュ:
自分のスピリット1体を指定する。このターン中、それをBP+3000する。
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青のお家芸、3ドロー2破棄マジック。
拡張パックが一弾しか出ていない現状では必要カードを引き込む性能はダントツの一枚。
EXシンボルのあるスタンダードでは破棄は強力すぎるためデッキ下に調整されている。
フル軽減できない状態で使うところを見るとどうやら手札は相当渋いらしい。
そして<ディアトラ>を召喚
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ディアトラ
3(1)/青/凶獣
<1>Lv1 2000 <2>Lv2 3000
Lv1-2『召喚時』
自分のデッキの上から3枚をオープンできる。その中の系統:「凶獣」を持つネクサスカード1枚を手札に加える。残りは好きな順でデッキの下に戻す。
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今引きだな。
ネクサスを1枚手札に加えられるスピリット、この局面では最高の一枚、強い。
召喚時の効果でデッキを3枚オープンする。
<ナウサ>
<青輝棘園>
<メルラク>
ネクサスはあったが系統が合っていない。3枚ともデッキ下に沈む。
一旦は救われた。
さすがにここでアタックには来ない。単発で私に1コア献上するのが得策でないのは心得ている。
相手手札4枚でターンが返ってきた。
自分4ターン目
ドローは<リバースサンダー>。
このカードを活かすため、足回りには雷竜黄玉の2系統を持つスピリットを採用している。
常時手札に一枚欲しいカードだ。
だがしかし今欲しいのはそこではなかった。
このターンに召喚できるスピリットは<スネクロウリー>しかいない、
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スネクロウリー
5(2)/黄/黄玉・煉蛇
<1>Lv1 5000 <3>Lv2/真界放 7000
Lv1-2『召喚時』
このターンに自分が系統:「黄玉」を持つマジックカードを使用していたなら、2枚ドローする。
Lv2《真界放》『相手のアタックステップ』
自分が系統:「黄玉」を持つマジックカードを使用した時、このバトル中、このスピリットをBP+2000する。
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黄玉マジックと組み合わせることで破格のドローソースとなるスピリットだが、
今の手札で召喚したところで燃費の悪いスピリットに過ぎない。
リバースサンダーに系統黄玉があれば。
「それをすべき、なのか……」
思わず声に出ていた。
<スネクロウリー>を召喚。
仕方ない、今はシンボルを立てるのが何より重要。
アタックステップは何もせず、ターンを返した。
相手5ターン目
メインステップ開始時、<スネクロウリー>のBPを尋ねられる。
「真界放BP7000です。黄玉マジックを使うとバトル中BP2000上がります」
手札に使える黄玉マジックはないが、それを公言する必要はない。
BPラインを尋ねるのもそう、
こうやってお互いの手の内を読み合う時間がゲームの醍醐味だ。
このターンも<フィーディングドロー>からのスタート。
<スネクロウリー>に対抗できるカードは手の内になかったということか。
そして、おそらくこれも今引き。
<ライセロス>が召喚された。
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ライセロス
4(2)/青/青樹・凶獣
<1>Lv1 4000 <3>Lv2 6000
Lv1-2『ブロック中』【起動:フラッシュ】〔ターン1回〕
系統:「凶獣」を持つ自分のネクサス1つを疲労させる▶このバトル中、このスピリットをBP+3000する。
Lv2『アタック中』【起動:フラッシュ】〔ターン1回〕
系統:「凶獣」を持つ自分のネクサス1つを疲労させる▶ボイドからコア1個を自分のトラッシュに置く。
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<ディアトラ>のコアを<ライセロス>に乗せてLv2に、<ディアトラ>は自壊。
不足コストは<ディアトラ>から、というやつだ。
とはいえまだBP6000、<スネクロウリー>BP7000より儚い。
しかし<ライセロス>はアタックしてきた。
「アタックステップ開始、<ライセロス>でアタックします」
やはり、という納得と、なぜだという疑問が同時に込み上げる。
コアブーストのためだけの万歳アタックなのか、それともブロックを誘って<スネクロウリー>を破壊する手段を持っているのか。
相手のフラッシュタイミング、ネクサスを疲労させることで1コアをトラッシュに。
さらにフラッシュタイミングが巡って、決断を迫られる。
「ライフで受けます」
ゲームは始まったばかりだ。ライフを1つ削って、使えるコアを1つ増やすのが定石だ、と考えることにした。
意表を突いた一手にブロックを躊躇わされたと思わないために。
4-5
自分6ターン目
ドローは<ライフリンク>、待ちに待った黄玉のマジック。
メインステップで<ライフリンク>を使用、オープンされたカードも同じ<ライフリンク>。
引いたカードはなんでもいい。黄玉マジックを使うことが重要。
満を持して<スネクロウリー>を召喚。今度は手札が一気に2枚増える。<スネクロウリー>の真骨頂だ。
<ルクアンス>
<墳雷大山>
2体の<スネクロウリー>をどちらもLv2にして、アタックステップに入った。
ブロッカーのいない相手フィールドに一体アタックし、ライフを削る。
4-4
相手7ターン目
<スヴァリス>を召喚。
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スヴァリス
5(3)/青/凶獣
<1>Lv1 3000 <3>Lv2 5000
Lv1-2『召喚時』
2枚ドローした後、手札2枚を好きな順でデッキの下に戻す。
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2枚引いて2枚をデッキ下に戻す。
もうずいぶん手札替えをしている。そろそろ仕掛けが揃っていても不思議ではない。
<活力樹林>が配置される。
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活力樹林
ネクサス
4(2)/青/凶獣
<0>Lv1 <3>Lv2
Lv1-2『破壊時』
系統:「凶獣」を持つ自分のスピリット1体を指定する。このターン中、それをBP+3000する。
Lv2『自分のアタックステップ』
このネクサスが疲労した時、自分の手札が4枚以下なら、1枚ドローする。
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前ターンと同じく<ライセロス>がアタックしてくる。
これで合計2コアブーストを許してしまったことになる。
フラッシュタイミングで<ライセロス>のコアブーストを発動、
Lv2から発揮される活力樹林のドロー効果は発揮しない。
もう一度ライフで受けるか?
いやこれ以上コアアドバンテージを広げるわけにもいかない。
覚悟を決めて<スネクロウリー>でブロック、
ブロック後のフラッシュは……ない。
ブロックした<ライセロス>は破壊される。
騙された、前ターンにブロックしておくべきだったんだ。
後悔先に立たず。
4-4
自分8ターン目
ドローは2枚目のルクアンス。
そろそろこちらも攻撃に転じる頃合いだ。
EXシンボルが揃っていないので4コア支払って<ポタリワ>を召喚。
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ポタリワ
7(4)/黄/黄玉・唱廻・呪物
<1>Lv1 7000 <2>Lv2 8000
《継召》
トラッシュのEXシンボルを除外し軽減できる。
Lv1-2【魔述:黄玉】『アタック中』【起動:フラッシュ】〔バトル1回〕
自分の手札の系統:「黄玉」を持つマジックカード1枚のフラッシュ効果をコストを支払わずに使用する。
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魔述2枚目の選択肢はいくつかあるが、軽減の取りやすさから<ポタリワ>を選んだ。
<再雷エンバーミマー>と比べれば見劣りするが、回唱魔述持ち、2コアでLv2になるのも優秀だ。
召喚した時点では<サンダーシャッター>を使うつもりだったが、
アタックステップ宣言をした直後で思いとどまった。
切り札は勝負を決めに行くタイミングで使うべきなのでは、と。
その前に様子見をしよう、アタッカーを<スネクロウリー>に変えた。
「フラッシュタイミング、<ステムランス>を使用します」
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ステムランス
マジック
5(3)/青/凶獣
《ソウルマジック:[青]》
自分の青シンボルがあれば[ソウルコア]だけで使用できる。
フラッシュ:
コスト4以下の相手のスピリット1体を指定する。それを破壊する。
対象を指定する時、自分のネクサス1つを指定できる。それを破壊する。
破壊したネクサスのコスト1につき、指定するコストを+1する。
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<雲霧森林>を破壊して効果対象を底上げ、<ポタリワ>が餌食になる。
またしてもやられた。
<ポタリワ>の圧を的確に感じて先手を取られた。
ブロッカーにするならメイン2で召喚、そんなスタンダードのセオリーさえ入っていない自分を呪う。
いや、エースではない<ポタリワ>の存在を見せることで切り札<ステムランス>を使わせたと考えればむしろ不幸中の幸いというべきか。
少なくとも虎の子の<サンダーシャッター>を使った後出なかったのは幸運だったと言えるか。
アタックは通ってライフをまた1つ削った。
メイン2、ルクアンスを2体目のブロッカーとして召喚してターンエンド。
4-3
相手9ターン目
試合が動いた。
凶獣デッキのエース<極樹エレファス>が召喚される。
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極樹エレファス
10(4)/青/凶獣
<1>Lv1 10000 <4>Lv2 14000
《継召》
トラッシュのEXシンボルを除外し軽減できる。
Lv1-2『アタック中』【起動:フラッシュ】〔ターン1回〕
系統:「凶獣」を持つ自分のネクサス1つを疲労させる▶コスト7以下の相手のスピリット1体を指定する。それを破壊する。
Lv2『アタック中』
このスピリットのアタックによって相手のライフが減る時、減るコアを+1個する。
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あまりにも早い着地。<ライセロス>で増やさせてしまった2コアが効いている。
トラッシュの<ステムランス>がEXシンボルとして消費される。
前ターンの動きは軽率かとも思っていたが、この布石でもあったのなら見事と言わざるを得ない。
<極樹エレファス>と<活力樹林>どちらも真界放を持っていない。
コアを使い切ったこのターン、すべてを十全にすることはできない。
<活力樹林>をLv2、<極樹エレファス>はLv1。それでもBP10000は絶望するのに十分なサイズだった。
アタックステップに入る。
次の相手ターンにはどちらもLv2に上がった状態での戦いになる、と考えるのは怖かった。
フラッシュタイミングで<活力樹林>を疲労させると<スネクロウリー>が破壊される。
そのタイミングで<活力樹林>Lv2疲労時効果でドロー、凶獣十八番のコンボが決まる。
アタックする度にブロッカーが一体いなくなる、だと。
「これは、無理か」
また声に出てしまう。
次のターンにはLv2BP14000実質ダブルシンボルでアタックしてくる、そうなれば本当に”無理”だ。
是が非でもBP10000の今のうちに処理したい。
盤面と手札を往復して、しかしどんなに考えてもそれを実現できるプランはなかった。
このアタックはライフで受けるしか選択肢はない。
<スヴァリス>を残してアタックステップ終了。
メイン2に入った。
<雲霧森林>が再び配置される。
しばしコアが彷徨った後、<スヴァリス>を自壊させつつ<雲霧森林>にコアを集めた。
エンドステップに<雲霧森林>Lv2の効果で<極樹エレファス>Lv1が回復、
それは果てしなく大きな壁となった。
この時点で相手の手札は2枚。
3-3
自分10ターン目
ドローは<クイール>。
なんとも非力なカード。
自分の盤面を振り返る。
スネクロウリー
ルクアンス
墳雷大山
手札
リバースサンダー
サンダーシャッター
ライフリンク
ルクアンス
クイール
相手ライフはまだ3点もある。
使えるのは大した取り柄もないスピリットとキャントリップマジックだけ。
対する相手盤面は強大無比。
攻撃時ほぼ確実にブロッカーを1体処理し、チャンプブロックしなければライフを2点もぎ取る巨大な壁。
彼我の差は絶望的だった。
とにかくブロッカーを立てなければ……
どうやったら次のターンを守り切ることができるのか、思考が堂々巡りを始めて……
私はなんで弱気になってるんだ?
このターンで<極樹エレファス>を狩る。
勝つために。
ルクアンスを召喚。記述がない代わりに軽減が優秀、消費は1コア。
残ったコアで3体並んだスピリットすべてをLv2にする。
相手がコアブで無理やり大型を出すなら、私はコア効率で勝負をかける。
アタックステップ、<スネクロウリー>からアタック。
BP7000の<スネクロウリー>は<リバースサンダー>を使っても<極樹エレファス>を倒せない。
相手もそう思うはずだ。
だから気持ちが悪い、疑心暗鬼になる。
前のターンにやられた<ライセロス>のお返しだ。
圧倒的に有利な盤面、まだライフは3点ある。
これはライフで受けるはず……が私の読み。
一方最悪なのはこのフラッシュタイミングでの<ステムランス>。
アタッカーを減らされてしまったら計画はすべて水泡に帰す。
「フラッシュありません」
そしてライフが落ちる。かかった。
続けてルクアンスでアタック。
相手残りライフは2。<ルクアンス>はもう一体残っている。
どちらかをブロックせざるを得ない。
「<極樹エレファス>でブロックします」
「<リバースサンダー>を使用します。<極樹エレファス>を指定してBP-2000、これでお互いBP8000ですよね。」
相手のフラッシュタイミング、少し間が空き、手札から<ステムランス>。
やっぱり持っていた。
アタック前の<ルクアンス>を処理してライフを守るか、
アタック中の<ルクアンス>を処理して<極樹エレファス>を守るか。
指定はアタック中の<ルクアンス>。私にとってのベストプランは阻止された、
しかし、虎の子の<ステムランス>を吐き出させた。
系統雷竜を持つ<ルクアンス>破壊時に<リバースサンダー>が手札に戻る。
ブロッカーとして立てたところで破壊されるなら意味はない。
残った<ルクアンス>もアタックしてライフを削る。
メイン2、<墳雷大山><クイール>を召喚してターンエンド。
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クイール
スピリット
2(1)/黄/黄玉・雷竜
<1>Lv1 1000 <2>Lv2 2000
Lv2『破壊時』
相手のスピリット1体を指定できる。このターン中、それをBP-2000する。その後、それがBP0なら破壊する。
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正直、この時は嫌がらせの障害物としか思っていなかった。
3-1
相手11ターン目
<砲森弾林>配置。
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砲森弾林
5(2)/青/凶獣
<0>Lv1 <2>Lv2
Lv1-2『配置時』
コスト3以下の相手のスピリット1体を指定する。それを破壊する。
Lv2『相手のアタックステップ』〔重複不可〕
対戦相手は、Lv1の相手のスピリットがアタックする時、1コスト支払わなければアタックできない。
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配置時効果で<クイール>破壊、ブロックすることもなく退場、BPマイナスは<極樹エレファス>に。
ここで私の手札枚数を確認、3枚。
やや長考、そして覚悟を決めて手札最後の1枚を開く。
<ナウサ>を召喚。
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ナウサ召喚
ナウサ
2(1)/青/凶獣
<1>Lv1 1000 <2>Lv2 3000
Lv1-2『破壊時』
自分のネクサス1つを指定する。ボイドからコア1個をそれに置く。
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相手の手札はなくなった。
だが、私のフィールドにもブロッカーは居ない。
<ナウサ>で1点、<極樹エレファス>で2点の合計3点ライフを取ってゲームを決める覚悟を決めたということか。
彼のプレイは思い切りがよくて小気味よい。
アタックステップ開始。Lv2になった真の<極樹エレファス>が動く。
Lv2BP14000に<雲霧森林>の効果で+1000、<クイール>のBP2000がマイナスされても差し引きBP13000、この時点では無敵に見える。
「<リバースサンダー>を使用、<極樹エレファス>を対象にBPマイナス2000、それから……」
疲労状態の<スネクロウリー>に手をかける。
「<墳雷大山>Lv1効果で<スネクロウリー>を回復します」
<スネクロウリー>BP7000対<極樹エレファス>BP下がって11000
「<極樹エレファス>のフラッシュ効果、<活力樹林>を疲労させて<スネクロウリー>を破壊。<活力樹林>の効果で1ドロー」
ブロッカーがまた居なくなった、ここまでは計算通り。
「<ライフリンク>を使用、<ルクアンス>をBP+3000、そして二枚目の<墳雷大山>の効果で回復します」
相手がにやりと笑う。
「今、<ルクアンス>のBPはいくつですか?」相手が聞く、お互い何が起こっているのか理解を整理するために。
「BP11000ですね」
「なるほど」
フラッシュタイミングを返す、今引いた手札1枚がマジックでないことを祈る。
「フラッシュありません」
<ルクアンス>でブロックする。
<ルクアンス>BP11000対<極樹エレファス>BP11000。お互い破壊。<リバースサンダー>が手札に戻る。
この相打ちは、間違いなく私の勝ちだ。
<ナウサ>がアタックする。
私のフィールドにはもう、ブロッカーはおろかスピリットさえいない。
だがライフで受けてもまだ2点。
盤面の形成は完全にひっくり返った、と思った。
メイン2、<活力樹林>で引いた手札の1枚が召喚される。
「<極樹エレファス>を召喚します」
笑った。
いや、二段変身するラスボスかよ。
エンドステップ、<活力樹林>の効果で<ナウサ>回復。
2-1
相手のフィールド
<極樹エレファス>Lv1
<ナウサ>Lv1
<活力樹林>Lv1
<雲霧森林>Lv2
手札0枚
自分のフィールド
<墳雷大山>
<墳雷大山>
手札
<リバースサンダー>
<サンダーシャッター>
2-1
自分12ターン目
状況は目まぐるしく変わり、今の盤面は相手有利。
このターンで2体のブロッカーの後ろにあるライフ1点をとるか、最低でも<極樹エレファス>を始末せずにターンを返せば、
巨象に蹂躙されてゲームが終わるのは火を見るより明らか。
このドローで何を引けば勝てるのか思いつかなかった。
とにかく引いてから考えよう。
ドローは……
<再雷エンバーミマー>。
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再雷エンバーミマー
8(5)/黄/黄玉・唱廻・呪物
<1>Lv1 7000 <4>Lv2/真界放 11000
《継召》
トラッシュのEXシンボルを除外し軽減できる。
Lv1-2【魔述:黄玉】『アタック中』【起動:フラッシュ】〔バトル1回〕
自分の手札の系統:「黄玉」を持つマジックカード1枚のフラッシュ効果をコストを支払わずに使用する。
Lv2《真界放》『アタック中』〔ターン1回〕
自分が系統:「黄玉」を持つマジックカードを使用した時、このバトル中、このスピリットに黄シンボル1つを追加する。
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トラッシュの<クイール><ルクアンス>2体を除外してフル軽減で召喚。
<魔術王人形イグル=ミタス>と併せてアンブロッカブルで最後のライフを取るのが常套手段なのだが今は望むべくもなく、
2体の壁を突破しなければならない。
仕方ない、<極樹エレファス>の指定破壊を免れる8コスト、次のターンを耐えきる最低限の壁はできたということで……
いや、どこまで弱気なことを考えているんだ私は、
勝ちに行くんだ。
すべてのコアを<再雷エンバーミマー>に集めてアタック。
魔述で<サンダーシャッター>を使用したことにより、<再雷エンバーミマー>のコアが1個ライフに積まれ、回復する。
「<ナウサ>でブロックします」
<ナウサ>破壊、
<再雷エンバーミマー>で再度アタック。
相手のライフは残り1。手札は0枚、<極樹エレファス>ブロックせざるを得ない。
<再雷エンバーミマー>BP11000対<極樹エレファス>BP10000
アタックステップ終了時
盤面優劣はまたも入れ替わっていた。
相手のフィールド
<活力樹林>Lv1
<雲霧森林>Lv2
手札0枚
自分のフィールド
<再雷エンバーミマー>(疲労)
<墳雷大山>
<墳雷大山>
手札
<リバースサンダー>
3-1
相手13ターン目
デッキトップに掛けた手が止まる。
前のターンの私と同じようなことを考えているに違いない。
何を引いたらこの盤面を打開できるのか。
ゆっくりとドロー、そして引いたカードを伏せて置き、ターンエンドした。
自分14ターン目
ドローは<ラニラヤ>
勝負は決している。
<ラニラヤ>を召喚、アタック、相手が最後のライフをリザーブに落とす。
「ありがとうございます。いいバトルでした」
「ありがとうございます。いいバトルでした」
彼とは、どっちかが死ぬまでこうやってカードで遊び続けているだろう。
根拠なんてない。
でも、そうならいいなと思う。
デッキレシピ:
再雷エンバーミマーx3
ポタリワx3
魔術王人形イグル=ミタス
スネクロウリーx3
ルクアンスx3
ラニラヤx3
クイールx1
獣口巣穴x3
墳雷大山x3
サンダーシャッターx3
トリプルサンダーx3
ボルトグリッドx3
ライフリンクx3
リバースサンダーx3
※リバースサンダーを活用するため黄玉雷竜スピリットを採用




