最終決戦編⓾
ザクッ ザクッ ザクッ ザク
―土を踏みしめる足音が草木のざわめきに紛れて聞こえる―
「~~」
―足音だけではない吐息も聞こえる、その音に交じり、ぽたぽたとゆっくり水が滴る音が聞こえる―
―その時、黒い雲に紛れていた月夜が周囲を映した―
「・・・・大きな音だったなぁ」
―平然と血が滴る生首を片手にもった女がそこにはいた―
「まさか、この程度の相手にやられてるとかはないよね。ホワイトちゃん」
~樹海・東側~
ーラス・プーチンー
ー円城寺あかねに首をもがれ死亡ー
「ダルッて感じの人だったね~・・・・、お名前なんだっけ?」
―あかねは片手にもった生首を顔の高さまで持ち上げ、真顔な顔で平然とそう言った―
―当然、答えが返ってくるわけもない―
「まぁ~いいや、『想像を現実にする能力』」
ーあかねはふいにチートスキルを使うとラスプーチンの頭が閃光のように光った―
―1、2秒ほど光ると光は急に消えた、まるで、強制的にシャットダウンされたパソコンの様に―
「はいはい、なるほどね、ありがとうね。ラス・プーチン」
ーあかねは今にも崩れそうな黒こげになったラスプーチンの顔を見ながらそう言った―
「あなたはもういらないわ」
―あかねは歩きながらそこら辺の草むらにラスプーチンの頭部をぽいっと投げ捨てた―
―あかねは前に前にどんどんと歩いて行った―
「でも、危なかったなぁ、ラスプーチンがもう少し頑張って私と戦っていたら、あの「記憶」はギリギリ見えなかったね~」
―あかねは地面を強く踏み込み空に飛んだ―
―そして、樹海を見下ろしながら、あかねは両手を叩いた―
―すると、一部の樹海地区が正方形上に青くなり、白くなり、透明になり、そして、完全に消えた―
「前に歩いていれば、普通についていたけど、まぁいいか、時間が短縮できたと思えば」
―あかねは樹海にある不自然に平地になった場所へと降り立った―
「さぁやろうか」
―あかねは顎をあげ、地面の下を見ながらそう言った―
―あかねにはどうやら見えてるようだ―
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~樹海・西側~
なんでだろうか
なんで、僕は涙を流してるのだろう・・・
「ん、ん、一体どうなってるんだ」
僕の目に最初に飛び込んできたのは、大量の煙だった、真っ白な白い煙。
「・・・」
僕はゆっくりと体を起こす
なにがどうなってるのか見当もつかなかったが先にすべき事は分かっていた
「・・・ホワイトさんはどこだ」
僕は周りを見渡した、だが、白い煙以外、何も見えなかった
「まずは、ホワイトさんを・・・探さないと」
嫌な予感がした
コツンッ
立つために腕を少し広げると冷たいなにかが手に当たった
「・・・あ!、そうか、考えてみれば、もう12月か。・・・だから、冷たいんだ。絶対そうだ・・・。」
白い煙も実は雪が積もってるんだ、現実的じゃない雪の形してるけど、それはサンタさんのクリスマスプレゼントなんだ。僕もいいことしていたから、サンタさんがプレゼントしてくれたんだ。・・・ちょっと早めのクリスマスプレゼント・・・
・・・・・・はぁ~~ははは、何を言っているんだ、僕は。
「何を言ってるんだ・・・本当に」
手に当たったモノを見る為に僕はゆっくりと振り返った
「本当に・・・本当に何を言ってるんだ!!僕は!!!」
僕は地面に拳を突き立てた
僕はなにをさっきまで夢見たことを言っていたんだ、この有り様が!!、この、ホワイトさんの有り様がすべてを物がってるじゃないか!!
「一体、誰がこんなことをしたんだ!!!、ホワイトさん!!」
大粒の涙が頬を伝る
髪が無くなり、壊れたマネキンの様になったホワイトさんの姿に心が痛む
「!!!」
僕は地面に突き立てた拳を見た、ここである事に気づいた
「体が治っている!!」
僕は涙をぬぐい、自分の両手を動かし角度を変えながら目を瞬きさせながら見た
「す、すごい・・・、僕の体は」
本物じゃない
「見た目は本物、触感も感覚もある、だけど、「コレ」は違う」
感覚もある、だが、それとは違う、感覚がない
重さがない、まるで風船になったようだ、だが、軽くもない、なんだこの感覚は
「まるで水の感覚・・・?」
何を言っているんだ?、水の感覚、抽象的過ぎて意味がわからないだろ・・・・いや、だけど、その言葉が一番今の「感覚」に近い
「水、水、水・・・!!、ホワイトさんの中にあるってヤツか!!」
確か、名前は「アクア」とか言っていたような。
ジョセフさんの能力だったか?それに近かった気がする
「そういう事か」
僕は自身が裸であることを知りながら尻を地面につけながら空を見上げ涙を流した
「・・・・・そうだったのか、ホワイトさん~!!」
ホワイトさんが僕をかばったんだ、身を挺して守ってくれたんだ。そして、庇ったはいいけど、僕の体が弱くては破壊され、死ぬはずだったのに、ホワイトさんの中にあるアクアを僕に流して僕が死ぬのを助けてくれたんだ
「うぅ~~、ありがとう。ホワイトさん!!」
僕はホワイトの体を抱きよせた
僕は地面に膝をつけ泣きながらホワイトさんの体を抱きしめた
「ホワイトさん~!!!ありがとう、ありがとう!!!」
僕は10分ほど泣いた
冷たくなったホワイトさんの体を見た、顔を見た、もう動かないことが分かる
僕は最後にホワイトさんをそっと抱きしめ、地面にゆっくりと寝かせた
「待っててね、ホワイトさん、すぐに終わらしてくるから」
僕は微笑みながらホワイトさんにそう言った後、僕は睨みを含ませながら後ろを振り返り遠くの方を見た
「殺してやる、エジソン」
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この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




