決戦
第九話
「え、この警報って…!」
地震や竜巻などこの世界には存在しない、この世界で警報がなるというのは侵略者が来たという事だ。
「リカ、勝負はお預けだ!教室へ戻るぞ!」
「う、うん。どこが攻めて来たんだろう??」
「さぁて、どこだろうね~この前攻めて来たのは妖精ん所のシルフだったけど確かほぼ全滅させて撤退させたよな?とすると妖精の国は可能性低いなぁ。」
「どこであれ、俺たちにとっては初めての戦闘だ。気合い入れろ!」
「分かってるよ、死んじゃうかも知れないんだから。」
「トーゼン、牢屋はまだしも死んだら終わりだかんな。」
3人で話しながら教室へ戻ると既に他のクラスメイトは集合していた。
「3人とも帰ってきたな。早々に悪いんだが千賀と共に偵察へ向かってくれ。式井、今日作ったアイテムを各クラスのモニターに貼って情報を共有したい、足りるか?」
「大丈夫です、戦闘時にも使用出来るだけの枚数を持っています。」
「では、各クラス分を置いて行ってくれ。焔と結月は2人の護衛だ、任せたぞ。」
「「了解!」」
偵察部隊として教室を後にした俺たちは屋上を目指して動いていた。
「マギル、ホントに屋上に行くのか?ハッキリ言って見つけてくださいって言ってるようなもんだぞ?」
「私の能力としては嬉しいですがやっぱり危険じゃないですか?」
「大丈夫、俺に考えがある。」
「…分かったよ。」
数分後、屋上への扉に着いた。
「で、マギルどうするの??」
「とりあえず屋上に出よう。屋上に出たら扉の影で少し待ってくれ、そこで実践する。」
出入りが分からないよう扉の向きは必ず国の中心側に作られている。全員が屋上に出たところで俺は《能力》を使った。
「《鏡盾•半球》」
リカとの模擬戦でも使った半球状に展開した鏡、今回は外側が鏡になるように作った。更に今回は周りにも小さな鏡を展開し周りの景色を半球に写している。
「これで、擬似的な光学迷彩になってると思う。若干不自然さはあるがぱっと見じゃ見つからないだろう。」
「なるほど、それで周りの景色が単調な屋上が良かったわけか。」
「そういう事、後は偵察頼んだぞ。」
「は、はい。頑張ります。《千里眼》!!」
「任せろ、《感覚共有•視覚》」
2人が索敵を開始したのを確認してからリカに耳打ちする。
「リカ、やってみたは良いものの中々神経を削ってる。咄嗟の防御は任せたぞ。」
「あ、やっぱり大変なんだ。分かった、任せてよ!!」
「目標確認!」
と、あっという間に千賀さんが敵を見つけた様だ。
「進攻してきたのはドラゴンです!」
こんばんは、水守です。
千賀 真子の能力は千里眼で約4000km先を見るではなく4000kmまでの任意の距離を見ることが出来ます。ただ距離が遠くなるに連れて見ることのできる時間が短く、負担は大きくなり、使いすぎると最終的に失明します




