愛刀作成2
第7話
「よ~し、全員いるな。武器作成の授業を始めるぞ~、俺は隣の部屋に居るから完成した奴から持ってこいよ。」
武器作成は引き続き金銅先生の授業だ。発泡スチロールなどで模型を作り、それを先生が希望の金属に変えて完成となる。ただ性質の良い金属は変換する上限が少ないらしく大きすぎたりタイミングが悪いと次回へ持ち越しになったりする。今回は既にイメージができているので早めに持っていって良い金属に変えてもらおう。
ガードと刃が一体化した形状の双剣、斬撃と軽い防御が出来る物を作りたい。細部は特に作り込まず思い描いた形状の剣を発泡スチロールを削り出し直ぐに完成させた。
「失礼します、出来たので仕上げをお願いします。」
「おぉ、マギルか。随分早かったな。」
「既にイメージをしていましたから、それに良い金属に変えてもらいたかったので。」
「そういうことなら最高のに変えてやろう!ところで右手の剣の刃に隙間があるのは問題ないか?」
「はい、大丈夫です、ちょっと考えがあるので。」
右手は『鏡剣』が使えるが強度が低い。なら、剣本体は外付けのパーツで隠し、刃の部分だけ外に出せば使いやすいのではないかと考えた。今まで使っていた連結太刀•吽を組み合わせて普通の剣としても使えれば『鏡剣』に変えた瞬間、武器の属性が変わり意表もつけるだろう。
「分かった、どんな金属が良いか、何か希望はあるか?」
「そうですね、刃が硬いのはもちろんですが、鎬やガードは防御にも使いたいので衝撃とかに強いものだと嬉しいです。」
「なるほど、なら場所毎に合金を変えて使って作ってやろう。もし、硬さとかが合わなければ調整してやるからまた持って来い。あとは、銘をどうするか…何か考えてるのはあるか?」
「銘は水光と接天でお願いします。自分の能力っぽい感じがするので。」
「分かった、なら早速仕上げよう『金属変化』。…よし、こんな所だろう。持ってみろ。」
銀色に輝く2本の剣は程よく重く、その存在感をしっかりと感じる事が出来た。
「良い感じです。重さも丁度良いですし、見た目も思ったてた物より好みです。」
「そいつは良かった、武器はただの道具じゃないからな。」
「失礼しま~す!!あ、マギル武器作ってもらったんだ!!」
と、いきなりリカが教室へ入ってきた。
「リカ、いつもノックをしてから入って来いと言っているだろう。」
「あはは、先生ごめんなさ~い。」
「すまんな、マギル。次のが来たから終わりで良いか?」
「分かりました、これ以上は使ってからじゃないと分からないと思っていたので大丈夫です。」
「マギル、ありがと~ね!!」
「しかし、お前は何度言っても覚えない奴だな。」
「そんなに怒んないでよ先生〜…」
2人の会話を背に部屋を後にした。
こんばんは、水守です。
今年は暖かくなるのが早いですね。急な温度変化で体調崩されないようお気をつけください。
主人公の剣について私の表現力が足りないので分かりづらいと思います。某狩猟ゲームのアルコ…という剣がイメージと近いので興味のある方は調べてみてください。1作を共にした私の愛刀でした。




