愛刀作成1
第6話
「よ~し、これにて戦闘演習は終わり!次の授業は武器作成、工作室に移動しとけよ」
全員が模擬戦を終え、先生が次の授業の指示を出す。
「よぉ、マギル。さっきは良いバトルだったなぁ!感想は?」
戦闘服から着替え、工作室へ移動していると不意に声をかけられた。
「お前の《能力》で読み取ってみろよ。」
コイツは式井 恭佑、能力は《共有》相手の感覚を感じ取ったり、他者へ自分の感覚を送ることがで出来る。
「読み取るまでもねぇ、最高ってところだろ?」
「良く分かってるじゃないか。」
「人間観察は日課だからな。ところでそんなノリノリなマギル君は何を作るんだ?」
「そうだな、間を潰す為の投擲武器かメイン武器かって所だけど…まだメインが一般兵装だからメイン武器かな。」
「あ~、確かに1区の人間なら一般兵装でも十分なんだろうが、俺たちみたいな特殊型は特注武器が良いよなぁ。」
現在、人類のエリアは第1から第3の区に放射状に分けられている。中心部分の第1区はエリートと子供たち。その周りに第2区、1番外側に俺たちのいる第3区となっている。
子供たちは12歳まで1区で生活し、おおよその能力が分かってから各エリアの学校へ分けられる。その中で1区に残れるのは人類が勝利するために必要な能力を持つ者に限られる。
例えばリカの《火炎の支配者》の場合はより高火力な《炎神》や、炎そのものになれる《篝火》など、より戦闘能力の高いものが1区に分けられる。
(もちろん、《火炎の支配者》も強力な能力なので普通は2区に行くのだが…)
まぁそんな理由があって必然的により戦闘向きな能力が1区に集まり、非戦闘向きが3区に集まりやすい。大っぴらには言えないが生存競争のこのゲームで価値の高い人間を中心に置き、価値の低い人間を攻撃されやすい外側に置いて壁にしている。
とはいえ、軍だって駐在しているし防衛設備だけで言えば1区より配置されているので、戦闘になりやすいから死亡率が高い程度の違いしかない。
「そういう事、ようやく俺も能力が使えるようになったからな。」
「あぁ、そうだったな。とりあえずおめでとう、早くもう1つも使えるようになれよ!」
「ハハッ、そうできるよう努力するよ。」
「おっ、工作室についたな。後で作った武器見せてくれよ?」
「オーケー。まだ具体的に考えて無いから、もし完成したら見せてやるよ。」
話を切り上げ自分へ座ると丁度チャイムが鳴った。
投稿日が安定しない水守です。もし楽しみに待っているという方が居られたらすみません、いつもありがとうございます。
下書き等作らず、大体1話1000字程度で考えながら書いているので話によって書く速度が異なります。ご了承頂けると幸いです。
また、評価、感想等頂けると励みや今後の改善に繋がりますので大変嬉しいです。
それでは7話でまたお会いしましょう、水守でした。




