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英雄の証明  作者: 水守
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実戦

第四話

「よ~し、全員対話は終わったな?今日の1コマ目は対人戦闘演習だ、全員装備等用意後グラウンドに集合!」


 ミラとの対話が終わると先生がそう告げた。いつもなら戦闘演習も好きな授業ではないが今日に限っては先程までの訓練を試してみたくてウズウズしている。愛刀の軍式連結太刀を手に取りつつ他の装備もあっという間に身につけグラウンドに向かった。


「今日も一戦目はリカとマギル!救護班は居るがお互い大きな怪我をさせないようにな!」


「マギル〜今日も勝つからね~!!」


「い~や、今日の俺は一味違うからな。勝ちは譲って貰う!」


「両者構え、模擬戦開始!」


「いっくよ~、《華焔かえん》!!」


 開始直後、構えた発火装置で起こした火を花弁にして飛ばしてきた。焔リカの能力は『火炎フレイム支配者マスター』自らが起こした火を自在に操ることができる。この学校で最も戦闘力の高い能力だ。高火力の遠距離攻撃持ちに持久戦は分が悪い。俺は飛んでくる花弁を愛刀で切り落としながら距離を詰める。


「さすがだねマギル、結構数出したのに!!《炎剣えんけん幻日げんじつ》!!」


 リカは再び火を起こし今度は剣を作り出した。


「行くよ~、《電光石火でんこうせっか》!!」


 と同時にリカお得意の加速技で突っ込んでくる。お互いの間合いまであと少しといったところで俺は、ようやく手に入れた能力を使った。


「《鏡盾ミラーシールド》!!」


 瞬間俺とリカの間に鏡でできた宙に浮かぶ盾が出現した。



ーーー「まず主様に覚えて頂きたいのは《鏡盾》と《鏡刀ミラーソード》の2つです。《鏡盾》は鏡で出来た盾を作る技で、視界の範囲に好きな角度、大きさ、枚数で作れます。ただ大きさと枚数に関しては体力に依存しますので、今一度に作れるのは10㎡程度です。最大量を一度に作ると少しの間使えなくなるので注意してください。また性質は写せず、強度もちょっと硬い程度です。裏側からマジックミラーの様に表を見ることが出来ます。」ーーー


 ミラの説明を思い出しながら出現させた盾にリカは一瞬驚いたが勢いが乗ってたのもあり、破壊しながら更に進んで来る。


「甘いよッ!!こんな薄い盾じゃ私は止められない!!」


 逆袈裟で盾を斬り伏せ最上段から振り下ろして来る。その剣を俺はリカと同じ剣で受け止めた。


「ッ!?なんでマギルが私の剣を!?」


 俺の手にはリカと全く同じ炎剣•幻日が握られていた。





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