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セミ・ファイナル?:とってもくだらない系のショート・エッセイ  作者: 秋月心文


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5/9

クリーム色の花びら

 広島では、太陽の日差しで起きるつもりで、東側に窓がある部屋を選んだ。

 だけど、窓の横にもドアの前にも室外灯が備えられているんだわ。

 遮光カーテンでも使わないと眩しくて寝れん。

 太陽の光で起きる生活をしたかったんだがなぁ。


 でも、それは今回の本題ではない。

 夜に室外灯が光れば、ヤツらがやってくる。

 そう、虫だ。虫がやってくるのだ。


 ドアの前には、小さな蛾がよく貼りついていた。

 クリーム色の羽根をしたヤツだったと思う。

 茶色のドアにめっちゃ映える色なのだが……。


 名前は知らない。調べたいとも思わない。

 なぜなら、私は虫は苦手なのである。


 虫の図鑑を見るだけでビビるほどの虫嫌いなのだ。


 ドアにビッシリ貼りついているので、間違って家の中に入らないように気をつけてドアを開けた。

 時々、間違って入って来た時には、半分パニック状態で追い出したものだ。


 ある日、ドアを開けると花びらがいっぱい落ちていた。

 なんじゃこりゃ……。

 クリーム色の花びらだった。


 少し離れたところで、スズメがクリーム色の何かを食べていた。


 おおぅ......。花びらじゃなくて翅だったらしい。

 スズメが本体だけおいしくいただいていったようだ。

 それ以来、ドアに貼り付く蛾が減った。


 スズメを飼いたいと思うほど感謝した。

 スズメがいつもより、かわいく感じた。

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