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ディメンション・ラバー  作者: 創綴世 優


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序章 side─××××─ 呼応


 何処からだろう、私を呼ぶこえがする。


 目を開けても、そこには何も見えない。

 そもそも私は、いつからここにいたのだろう。

 名前も、姿も、何ひとつ思い出せないのに、その聲だけは胸の奥まで真っ直ぐ届いてくる。


 ――――だれ?


 初めて聴く声。

 なのに、どうしてこんなにもなつかしい気がするのだろう。


 ――――あ、そっか


 私は、ずっと『彼《あの人》』が呼んでくれるのを待っていたんだ。


 ――――ずっと、さびしかった


 でも、もう大丈夫。


 何処にいるのかも、どうやって行けばいいのかも分からない。

 それでも、彼のもとへ行けることだけは、何故だか分かった。


 ――――待っててください


「すぐ、逢いに行きますからっ!」

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