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第八章~アイドル達との邂逅~

その日、Tさんとみぎゃ子は近所の大型ショッピングモールに


買い出しに来ていた。


ふと、みぎゃ子の背後から声が掛かった。




「あ、あなたは!」




みぎゃ子が振り返る。




「ん?どうしたの?・・って、あ!キミはあの時の!」




三人組の女の子のうち、茶髪ボブの子が話す。




「覚えていてくれましたか!


 セレクトショップで肩に憑いた霊?を祓って頂いて、


 アレから体調が良くて、アイドル活動も順調で。」




みぎゃ子が答えた。




「へぇ、良かったねぇ!キミ、優し過ぎたから変なの憑いてたけど


 そういった霊障が無ければ伸びそうな感じするもん!」




Tさんが割って入った。




「ん?何かTVかネットで見た事があるような・・アイドル、だよな?」




メイド服姿のピンク髪の子が答える。




「ハイ、私達、みぎゃ子♂プリンセスって名義で活動してる、


 全員がみぎゃ子と呼ばれて来た経験を持った三人組のアイドルで、


 だけどアイドルってより、それぞれが好きな事して活動してるって言うか


 そもそも三人の内でピンク髪が二人もいるんだから面白いですよねw」




ピンク髪のバニーガールがそれに更に被せる。


「そうそう、それに私達、結構打算でこういった活動してるんですよ。


 若いうちに自分を売り出すには、プロダクションとかが付いてる方が


 楽だし、そこである程度名前が売れたら後は自分だけで食べて行けるし。


 まぁ、そんな感じで冷めてはいるもののちゃんとアイドル活動してるし


 それにこうやってオフの日は皆で買い物に来るくらい、仲も良いし。」




みぎゃ子が言う。




「へぇ~、変わったアイドルだけど、何か面白いね。


 アタシもみぎゃ子って呼ばれてるから何か不思議な感じ。


 まぁキミ達みたいにアイドルって柄じゃないけど、


 これも何かの縁だし、もし困った事があったら言ってね。


 これでも霊界探偵事務所やってるからさ。」




三人を遠巻きから眺めていたファン達からは、気さくに話す二人の事を


羨ましそうな顔で眺めている人達もいた。


二人は三人に軽い挨拶をしてその場を後にした。


Tさんが言う。




「あの茶髪の子は、確かにかなり霊に好かれる感じだったな。


 近いんだろうから、たまに顔を見た時には、助けてやらないとかもな。」




アイドルと霊界探偵事務所。


特に何の接点も無いそれぞれだが、不思議な縁で繋がった両者。


これから話が動く中でどういった関係性が築かれて行くのだろうか。

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