第三十八章~からかい上手の赤みぎゃ子~
「まったく、次から次へと・・・・一体どうなってるんだ、お前?」
呆れたようにTさんは言った。
いや、”ように”では無く、実際に呆れているのだ。
また、みぎゃーを尋ねて新たなみぎゃ子がやって来た。
名前を「赤みぎゃ子」。
どうやら、男の娘のようなのだが、他のみぎゃ子達よりも自分が一番、
みぎゃーの隣にいるに相応しいと言ってみぎゃーを尋ねて来た。
「いやぁ、そう言われましても・・・。
まぁ、作者の願望の投影が、分身の僕に降りかかってるだけじゃあ・・。
仕方ないですよね、ある意味で役得と言うか・・・。」
「いや、コッチは困るんだよ。
街の人々の霊関連の困り事を助ける仕事してるのに、って言うか、
黒みぎゃーを探し出すんだろ?そんな女のケツばかり追いかけて、
見つからねぇぞ?黒みぎゃーとやら。」
「いや、別に僕が積極的に女の子のお尻を追いかけてるわけじゃ・・・
って言うか、赤みぎゃ子なんて男の娘だし。
それに、みぎゃ子だって・・・」
赤みぎゃ子
「ねぇ、とりあえず、上がって良い?
みぎゃーとだけ話がしたいんだよ。
グラサンのグラさんはいらないし。」
Tさん
「何を~!!お前、グッ、サッサと話したら、
すぐに出て行くんだぞ!!」
赤みぎゃ子
「ハァ~イ、一応、ありがとね、chu♥」
赤みぎゃ子は、Tさんの頬にフレンチキスをした。
顔が蒸気した。
「お、男のキスなどいらん!!
サッサと話して、すぐに出て行け!!」
Tさんは動揺していた。
それくらい、赤みぎゃ子は人を惑わす天才なのだ。
あ〜キツかったぁ〜(脱っ)
「ねぇ~、改めてさ、ボクの格好、どう思う?」
赤みぎゃ子に聞かれて、みぎゃーは改めてマジマジと赤みぎゃ子を見る。
だらしなく肩から落ちたロングTシャツに、チラリと覗くブラ紐。
ニーハイソックスの足は女の子と区別が付かない。
くねくねと動かす体はそれだけで蠱惑的で、
みぎゃーは正直、たまらなかった。
みぎゃー
「べ、別に!
男だと思えば、お前なんて特に魅力的だとも思わないよ!!」
シャツはだけみぎゃ子
「えぇ~、コレでも?」
赤みぎゃ子は直立したみぎゃーの前で椅子に座り、胸元をチラッと見せた。
「お、お前男なんだから、別に見せるものも無いだろ!!
良い加減にしないと本当に追い出すぞ!!
人をからかうのも、大概にし・・・ろ・・・」
胸にパッド入れて押し倒し誘惑する赤髪みぎゃ子♂
その瞬間、赤みぎゃ子がみぎゃーを押し倒した。
「ねぇ~、コレでも、ボクの事、追い返しちゃうのぉ?」
その顔はどう見ても美少女のそれで、ムチムチの足もたまらない。
何よりそのクネクネとした動きが、男を全く感じさせないのだ。
胸にパッド入れて押し倒し誘惑する赤髪みぎゃ子♂
「ほらぁ~、お尻だって、結構プリンってしてるんだよぉ?
これには、別に男だとか女だとか無く、柔らかければ皆好きでしょ?」
みぎゃーは、もう限界だった。
このまま流されてしまおう、そう決心した瞬間だった。
「ピンポーン」
T探偵事務所のインターホンが鳴らされた。
ユキちゃんが学校が終わり、アルバイトにやって来たのだ。
「と、とにかく退いてくれ!!
僕は、ユキちゃんを出迎えに行くから!!」
「あぁ~ん、もう、イケズだな~。
でもまぁ良いや、キミの弱点は何となくわかったからさ。
次来た時は、キミを奪ってあげるヨ、クヒヒ・・w」
イタズラな笑みを浮かべたまま、ユキちゃんとすれ違う赤みぎゃ子。
その乱れた衣服を見て、ユキちゃんはギョッとする。
「え、みぎゃーさん、あの子と何か、したんですか?」
目を丸めて信じられないという顔をするユキちゃんに対し、
みぎゃーはただひらすらに言い訳をした。
事務所の外では余裕の表情で舌を出しながら、
スキップする赤みぎゃ子の姿があった。




