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第三十二章~この世界の真実~

「まずは、皆がここまで辿り着いてくれた事に、心からお礼を言うよ。


 ありがとう。本当に、よく頑張ってくれたね。」




その影が日の光の下に照らされた時、みぎゃ子は不意に違和感、と言うか、


既視感を感じた。




「んん?えーっと、あなたどこかで以前会って・・・あ”-ー!!!!」




男性がニヤリと、いや、そんなにクールな感じでは無い。


ニヤニヤと、いやらしく笑った。




みぎゃ子


「前、トイレで会った、変態男!!(※第三章参照)」




謎の男


「いや、別に変態では無いよ、それを言ったらキミの方こそ?」




男は明らかにニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべている。


白・黒みぎゃ子共に小声で「キショッ」と言った。




ユキちゃん


「え?だけど、みぎゃ子さんとトイレで鉢合わせるって、


 じゃあ女子トイレに入ってたんですか?この人。」




ユキちゃんがキョトンとした顔でみぎゃ子に尋ねた。




みぎゃ子


「アレ~、ユキちゃんってまだ知らなかったっけ?


 いや、単純にこの子が天然過ぎるだけか・・・。


 あ~、いや、え~と、あの、その・・・」




Tさん


「そんな事どうだって良いだろ。


 この世界の真実について、語ってくれるんじゃなかったのか?」




謎の男


「あぁ、そうだね。おっと、その前に、自己紹介をしなくちゃな。




 この世界の創作者の「みぎゃー」です。」




「!?」




一同に衝撃が走る。




Tさん


「この世界の、創作者?」




みぎゃー


「そうだよ。元々、ボクはこの話を考えた作者だった。


 それが、あまりにこの世界を愛するがあまり、自分がこの話の中に


 登場人物として入り込んでしまったんだ。」




黒みぎゃ子


「え、何かそれ、めっちゃ中二病展開じゃない?」




みぎゃー


「まぁ、そう思うよね。だけど、普通のそれとは少し違う部分がある。」




白みぎゃ子


「どういう事ですか?」




みぎゃー


「普通なら、作者が作品の中に入り込み、それがその世界観の中では


 丸ごと作者そのもののはずだ。だけど僕の場合は、ちゃんと外側に


 これを書いている僕の本体、"本みぎゃー"がいるんだ。」




みぎゃ子


「いや、ネーミングセンス無さ過ぎでしょ、本鰹みたいに言われても。」




Tさん


「するってぇと、あれか。お前はこの話を書いている作者とは切り離された


 いわば作者を認識しながらも、結局はその手の内で踊らされる、


 作者の分身でもありながら、単なるコマとしてのキャラクター、と。」




黒みぎゃ子


「何か混乱して来た・・。そんな事よりパフェ食べたい。」




みぎゃー


「次に、みぎゃ子達が集められた経緯についてだ。」




黒みぎゃ子


「え、何!?それ、知りたい!!」




みぎゃー


「コレは、作者のみぎゃー、・・わかり辛いから、


 まぁ、"本みぎゃー"が女装した姿をベースにしている。


 そしてその女装した姿の数だけ、みぎゃ子が生まれた。


 1キャラクター毎に対する強い愛から、それらが全て、


 個別の意識を持って生まれたんだ。


 そして、本みぎゃーは世界平和と自由な愛を望んでいた。


 それらを体現する存在として、みぎゃ子達が生まれた。」




Tさん


「するってぇと、アレか、この増え続けている強力な霊達と言うのは。」




みぎゃー


「そう、お察しの通り、現実社会における、不条理や争い、怒り悲しみ、


 本みぎゃーが嫌って来たこれらの、ネガティブ要素の象徴だ。」




ユキちゃん


「ほえぇ、何だか素敵な人ですねぇ。」




みぎゃ子


「ちょ、ユキちゃん!?目を覚まそ!?


 コイツ、ただの変態だよ!?」




みぎゃー


「"ただの"じゃない!変態の王、変王だ!」




白みぎゃ子


「チョコモナカアイスのモナ王みたいに言わないで下さい。」




みぎゃ子


「まぁ、良いよ。よくわかんないけど、それでとりあえず納得するとして。


 結局、何が目的なの?


 この協力な霊達の増殖を、どうやって止めれば良いの?」




みぎゃー


「それなんだよね。どうやら僕がこの世界に入る時に、


 闇堕ちした僕の人格、"黒みぎゃー"だか"闇みぎゃー"だか知らないけど、


 純粋な悪意のみの僕が分かれて生成されてしまったようなんだよね。」




Tさん


「厄介過ぎるな、ソイツは・・。


 ただでさえ変態なのに、ソイツの闇だけって・・どんだけなんだ一体。」




みぎゃー


「とにかく、強い怪異の元を辿って行けば、いずれ黒みぎゃーに辿り着く。


 それを全員で、倒す。もちろん僕も含めてね。」




みぎゃ子


「え、お前着いて来んの!?」




みぎゃー


「お前呼ばわりすんな!この女装野郎!」




みぎゃ子


「ちょ、自分が生んでおいて、その言い草は無いだろ!!」




ユキちゃん


「まぁまぁ、みぎゃ子さん、落ち着いて下さい。


 私にはこの人がそんなに悪い人には見えないですよ。


 それに何だか、世界を良くしようとしてくれてるんですよね?


 だったら、着いて来て貰うのも良いと思いませんか?」




黒みぎゃ子


「ユキちゃん、絶対コイツに騙されてるぞ。


 だってコイツ、チョコレートとかパフェくれねーもん。」




みぎゃー


「ん、食べ物か?」




ゴソゴソとポケットの中を漁る。




「チクワしか持ってねぇ!!」




「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」




「古っ」




みぎゃ子がボソッと言った。




みぎゃー


「ま、まぁ、とにかく!


 しばらく一緒に居よう!


 時間が経てばホラ、自然と仲良くなれるさ!!」




黒みぎゃ子


「アタシ達をこんなにボロボロになるまで戦わせた本人が、


 それ言うか?」




みぎゃー


「勝手に過酷に戦ったのはキミだろ?


 もっと、形式上の戦いで良かったのに(汗」




白みぎゃ子


「まぁでも、ユキちゃんが言うように悪意は無いようですし、


 私達を生み出してくれたと言う事は、パパ、って事ですよね?」




みぎゃー


「え?ま、まぁ、そういう事になる、かな?(デレデレ)」




みぎゃ子


「キモッ!デレデレすんな!・・・でもまぁ、良いよ。


 仲間として認めてあげる。悪意は無いんでしょ。


 最も、変態ではあるけどね。」




Tさん


「霊力も8か、全く、ただの役に立たない一般人だ。


 足引っ張るなよ。こんなヤツが俺達をどうする事も出来ねぇしな。」




ユキちゃん


「よろしくお願いしますね、パパッ、ふふ。」




みぎゃー


「(鼻の下を伸ばしながら)よろしく~♥」




みぎゃ子


「キモッ!!」




こうして、激闘の末にこの世界の真実を知らされたTさん達は、


黒みぎゃーを探し出して倒す為に、少し、いやかなり気持ち悪いみぎゃーを


仲間に加えて、しばしの休息に入るのであった。

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