第二十章~みぎゃ子 VS ゴードン~
「短期決戦で決めてやるぞ!!」
火の男、ゴードンは、またも短期決戦で試合を終わらせようとした。
体内から火を噴き出し、それがみぎゃ子に向かって来た。
しかしみぎゃ子は、それをヒラリとかわした。
「何ィ!?」
「残念だけど、アンタの攻撃、視えてたよ。
アタシ相手に短期決戦は、難しいんじゃないかなぁ?」
「ならば、これでどうだ!!」
ゴードンは、何も無い虚空に火の球を作り、
それをみぎゃ子目掛けて投げつけて来た。
しかし、またもヒラリとかわされてしまう。
「だぁ~かぁ~らぁ~、アタシには当たらないんだってば。」
「クソッ、こうしている間にも火が体を焼いている・・・。
もうあまり、時間は残されていない・・・。
仕方ない!イチかバチかの賭けだ!!」
ゴードンは上空に大きな火の球を作り出した。
しかしそれは誰の目からも見えず、ゴードンは何をしているのか
誰にもわからなかった。一人を除いては。
「しょーもない事するねぇ♪じゃあ、避けちゃお~っと☆」
みぎゃ子は上空から落ちて来た火の玉を余裕でかわし、
スキップを披露して見せた。
「くそぅ、くそぅ、こんな小娘相手に・・・このオレが、
負けるはずが無いんだぁーーーーー!!!!!!」
ゴードンは怒りを露わにしたものの、それは単なる雄たけびに過ぎず、
ただ虚しく虚空を舞った。
そして、ついに火の男の崩壊が始まる。
「あぁっ・・・体が・・・崩れて行く・・・。」
霊力により何とか保っていた体も、散々に火によってコーティングされ
限界をとっくに超えていた。
体がボロボロと灰になって行き、最後には全てが単なる煙となった。
「やった、勝った・・優・・・勝・・・だ。」
みぎゃ子は信じられないといった表情で、立ちすくんだ。
「だけど、このバトルロワイヤルの主催者って誰なんですかね?」
ユキちゃんが素朴な疑問をTさんに投げかけた。
すると、会場の一番高い位置の観覧席に二つの影が現れた。
拍手をしながら、みぎゃ子を称えているようだ。
「へぇ~、キミが優勝者かぁ。
うん、面白いね。今から優勝賞品の秘薬を渡しに行くから、
待っててよ。」
そう言って、二つの影は階段を降りてみぎゃ子の方へと向かった。
一体、このバトルロワイヤルの主催者は何者なのだろうか?




