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第十六章~美琴 VS NO NAME~
「ククク、闇ガ怖イカ?」
「いいえ、全くです。むしろ、駆除すべき対象として、
私の力と相性が凄く良いです。」
「フフ、私ハ闇カラ闇ヘト移ㇽ事ガ出来ㇽノダ。」
「知っていますよ。あなたの予選試合を見ていましたから。
ですが残念ながらその力、封じさせて頂きますね。」
言うと、美琴は宝力の錫杖を一定のリズムと所作で動かし、
雨ごいのようなポーズを取った。
すると、周囲が眩いばかりの光に包まれ、影が全く存在すら
無くなってしまった。
NO NAMEは動揺した。
「ソ、ソンナ、私ノ生キル場所ガ・・・!!」
「さぁ、降参するなら今のうちですよ!って、アラ・・。
言ってる間に、消滅しかかっていますね。」
「ク、クソゥ・・・マタ、必ズ闇ノ中デ気様ヲ・・・」
「お断りします(ニッコリ)」
満面の笑顔でそういった美琴は、既に勝利が確定していた。
あっと言う間に終わった試合であったが、優勝候補者はやはり
何か他の出場者達とは違った確かな実力を持っている。
みぎゃ子は次の準決勝で自分が当たるかも知れない者が二人出揃い、
どちらと当たっても勝ち目が無い。
せめて次の試合の勝者が自分が勝ち目のある者が勝ち残って欲しいと
僅かな望みに賭けるのだった。




