表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私と川と動物と  作者: ゆめしょー
まえがき
16/19

風間の将来

爽子は毎週休みがある度に動物園へ来るのが日課になっていた。

風間も家の仕事がないと付き合ってくれている。

とてもありがたかった。


そんなある日、ある老人が話しかけてきた。

「こんにちは!

 お二人さんは毎週ここにいるねぇ」

爽子が答える

「こんにちは。

 私が動物のことについて勉強したいんです」

「ほほぅ。

 毎週毎週あきないかい?」

「いいえ!ちっとも!

 毎回いろんな事が発見できてとても

 楽しいです!」

「そうかい。それは感心だねぇ。

 頑張って下さいな。

 おじゃまして悪かったねぇ」

「はい!頑張ります」


老人がどこかへ歩いて行くと

風間が「あの人、結構みかけるよね」

と言った。

「そうなの?全然気づかなかったわ」

爽子は勉強に集中しているのだ。


「ねぇ、風間君、いつもここに付き合ってくれて

 ありがとう。とても嬉しいわ。

 でも風間君は予定とか大丈夫なの?」

「あぁ、もちろん大丈夫だよ!

 急ぎの仕事も、ないみたいだしさ!」

「そう?なんだか毎週私のやりたいことに

 付き合わせて悪いわね!

 風間君はやっぱり卒業したらご実家に就職

 するつもりなの?」

と質問した。

「うーん。そうかな、、、

 特にやりたいこともないしな!」

「そう。」

2人は数秒間、沈黙した。

「風間君、何か相談とかあるなら

 話してほしいわ」

「ああ。ありがとう。

 きっと自分でも何を相談したいのかわからないの

 さ。やりたい事を見つけた君は素晴らしいよ」

「そんな事ないわ。

 私だって、田中先生にお話を頂くまで

 やりたい事なんてなかったんだから」

「そうだね、」

「ご両親とは今後の事について話しとかされないの?」

「まぁ、親としては家の仕事を継いでほしいみたいだよ」

「そう!風間君の気持ちはまだ整理ついて

いないのね。」

「そりゃあ、すぐには決められないよ」

「そうね。

 今日はもう帰りましょう。」

「えっ!?まだいいよ。

 勉強しなよ」

「いつも私に付き合ってくれているんだから

たまには風間君に付き合うわ!

カラオケおごったげる!」

「何だよー!君はいつも急だなー!」

いいから、いいから、と

爽子は風間を半ばムリやりにカラオケへと

連れて行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ