動物園
「風間くん!一緒に帰りましょ!」
「おう!今行く!」
「こうやって一緒に帰るのも久しぶりね。」
「うん。そうだね。
今日は声が明るいね。
何か良いことでもあったのかい?」
「わかるぅ?
私ね、卒業後にやりたいことが
決まったのよ!」
「それはめでたいな!
何なんだい?」
「市でやっている動物園で働くの!
ワクワクしちゃうわ!」
「えっ!そりゃ、すごいな!
君にしかできない仕事だよ!」
「ありがとう。
面接もあるからきちんと下調べして
準備しなきゃだわ!」
「そうだね。
じゃあ俺も一緒に行ってもいいかい?」
「えっ!?
嬉しいわ。
1人じゃ少し心細かったの。」
「よし!決まり!
次の日曜日に行こう!」
日曜日、2人はそれぞれ自転車で公園に向かった。
風が気持ちいい〜
爽子は清々しい気持ちでいっぱいだ。
まだ就職できるかわからないけれど
精一杯できることをやろう!
風間と合流し、園内を見渡した。
外には山羊やウサギと触れ合える場所が
あったり馬や豚も見れる。
少し遊具もあったりして
小さい子供がとても喜びそうだ。
室内にも魚や図書館スペースもある。
ご飯を食べられる所もあり
おにぎりやサンドイッチなどが売られている。
2人はそこで少し休むことにした。
「どうだった?」
「とってもステキな所ね。
やっぱり私ここで働きたいわ。」
「そうだね。
いい場所だ。」
「私、動物のこと勉強するわ。
気持ちは分かってもきちんとした
飼い方とか知らないもの。」
「じゃあ帰りにそこの図書館で本を借りていく?」
「ええ、そうするわ!」
本を何冊か借りて帰るころにはもう夕方に
なっていた。
自転車に乗り爽子の家の近くまで来た。
「今日はありがとう。」
「どう致しまして。
また行こうな!」
「うん!」
部屋に入ると爽子は借りてきた本を見て
一生懸命、勉強した。




