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私と川と動物と  作者: ゆめしょー
まえがき
13/19

道が開ける

「あっ、もしもし風間君?

 ...うん、そう。みくちゃんと。

 ええ、楽しかったよ」


みくと別れ帰宅してさっさと夕食を

済ませると爽子は自分の部屋に戻り風間に電話した。

最近は学校以外で会うことが少なくなった。

爽子はパン屋、風間は実家の工場の手伝い。

友達とも遊びたいし、勉強もしなければ

ならない。

将来のことも考えなければならない。


爽子はこの風間と電話する時間が癒しだった。


「うん。えっ、今度一緒にカラオケ?

 うん。そだね。

 行こうね。」

しばらく話して電話を切ると

勉強しなきゃなーと思い机にむかい、

教科書を広げるが全然頭に入ってこない。


やばいわ、

集中しなきゃ!!

とわかってはいるが手が動かず

ボーっとしながら少しずつ進めた。

がいつの間にか手は止まってしまっていた。



次の日、学校へ行くと

風間と会えた。

おはよう!と声を掛け合うと教室へ向かった。

授業を真剣に聞かなきゃいけないわ!

と思えば思うほど頭で他の事を考えてしまう、、、


私、やっぱり大学へは進めないわ、、、

何かやりたい事を見つけなきゃ!!!


そして授業に集中できなかった爽子は

田中先生の元へ足を田中運ぶことにした。


「先生、こんにちは。

 今、時間ありますか?」

「ええ、もちろんよ。どうぞ」


こうして田中先生に今までの人生を話しだして

進路の相談をし始めた。


「そう。

 動物と話せるって、誰にでも出来ることじゃない

 わ。木野原さんにしかできない事が絶対ある!

 先生も一緒に何か探すわ!」


爽子は心強かった。

何かが変わる、、、

そんな予感がした。


よし!

私自身がしっかりしなきゃ!

心からそう思えるようになったのだ。


とりあえず来週からの試験を頑張ろう‼︎


頑張れば道は開く!

今はそう思えて仕方なかった。


それからは一生懸命勉学に励んだ。


いろんな人と話し、自分の知らない事も学んだ。



こうして、あっという間に時間は過ぎて

試験も、無事終わった。


成績もまぁ良い方だろう。


とりあえず良かったわ。


一安心していると田中先生から呼び出しがあった。


相談室を開けると先生は一枚の紙を差し出した。


「木野原さん、あなたにぴったりの仕事だと

 思うの。」


見ると、市の動物園の仕事だった。


ここには公園もあり

子供達がいっぱいくる。

そこでポニーやうさぎの世話をするとのこと。


「どうかしら?」

先生は恐る恐る聞いた。

爽子はしばらく考えて、

「先生、ありがとうございます!

 私、やってみたいです!」


と答えた。




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