第六話 戦場にて 魔法の証明
近づいていけばいくほど、音が大きく聞こえてくる。
戦場の頭上までいって、下を眺めると実に壮観だった
「結構いるね。銃ではできないことが、魔法ではできると、証明してあげよう」
杖に込めた魔力を開放し、魔法を唱える。
「爆撃魔法 スターレイン!」
無数の矢が、魔物の軍勢に向かって飛んでいく。
「な、なんだ?」
「新手か?」
兵士は困惑しているが、まさか飛んでいるとは思わず、周りを見渡すことしかしていない。
魔法が直撃し、軍勢が壊滅していく。
だけど、後ろの方にも大量の魔物、そして、スキエンティア王国の軍がいた。
私は飛びながら、さらに魔法を展開していく。
「魔法陣展開 オルビス・ラクテウス(天星)」
空に巨大な魔法陣が描かれる。
発動しておきながら、自分で驚いていた。
「えー。こんなに大きくなるんだ…」
まあ、気づかれたところで関係ないので、そのまま続ける。
「降り注げ!星片よ!」
大量の魔法弾が、敵に向かって降り注ぐ。
この攻撃によってほぼ敵軍は崩壊していた。
「こんなものでいいでしょう。もっと、もっと練習をして、カーラ達を助けいかないと」
私は、魔法陣を消して、学校の屋上へと戻っていった。
カイントス王国軍 戦場にて
兵隊長ウォクスは、いきなりの砲撃に恐怖を覚えた。
「一体何事だ!」
「ほ、報告です!謎の攻撃により魔物の軍勢が壊滅。さらに後方のスキエンティア王国の軍まで被害が及んだそうです」
「一体誰が…」
空を見上げると、強大な何かが描かれている。
そして、人影のようなものが見えた。
「ま、まさか、桃髪の鳥?」
「伝説が存在したというのですか?」
「そうとしか考えられんだろう」
しかし今はそんなことを考えている場合ではない。この戦に勝利をもたらさなければ
「全軍突撃!スキエンティア王国軍を追い出せ!」
「「「「「「おお!!」」」」」」
屋上に戻り、ローブを脱いで、杖を魔法袋にしまう。
「誰にも見られていないよね」
こっそり、教室に戻ると、みんな魔法鏡を通して、戦場を見ていた。
こういうところだけ、魔法技術を使っているのだから腹立たしいことこの上ない。
「アヴェーレ!どこに行っていたのだ。みんな心配していたのだぞ!」
教室に入るなり、スコラ先生に両肩を掴まれ、問い詰められた。
「ええと、その、お手洗いに」
「はあ、ならいいのだが。次からはちゃんと言うのだぞ」
先生はブツブツ小言を言いながら、教卓に戻っていった。
今回の章はいかがでしたか?
面白かったり改善点等があればぜひ感想欄で教えてください。
今後ともよろしくお願いします。




