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フットボールのギフト ~底辺Jリーガーの俺がフットボールの神様からもらったご褒美とは~  作者: 相沢孝
第十一章 飛躍のリバプール2年目編

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vsホットナム戦 その3

 ホットナムは3CBでしっかりとゴール前に鍵をかけ、ファン君かハリルのどっちかを前線に置く。そしてシンプルなロングボールで活路を見出す。


 本来これは弱者の戦術と言っても過言ではないのだが、そのターゲットマンがファン君とハリルだともう勝手が違う。


 結構無理目のボールでも難なく納めて得点までもってけちゃう力を二人共持っているため、リバプールとしてもおいそれと拓郎を前に出すわけにもいかなくなり、結果試合は膠着状態となる。


 しかも厄介な事に、ハリルもファン君も中盤まで降りてきてゲームメークも出来るという事だ。それも超一流レベルで。


 そうなってくるとウチとしてもどちらが来ても対応できるように基本DFラインは動かすことが出来なくなり、ウチお得意の連動した攻撃が出来なくなる。


 ホットナムは中盤に下がったハリルからの正確なロングキックでチャンスを演出すれば、リバプールも俺が重い体に鞭打って、サルーさんとのコンビで右サイドから攻め上がり何度かチャンスを作り出す。


 特にウチ(リバプール)は司という正確無比なフリーキッカーとダンク師匠と拓郎というリーグ屈指の電柱がいる為、前半の内は、リスクを背負った攻撃よりもCKやFKを取れるのならそちらを優先するようにとの指示がクラップさんから出されている。


 苦しい時のセットプレイと昔の人は良く言ったもんだ。(ほんとか!?)


 そんな感じで、前半の33分、サルーさんがCKを取るとキッカーは司。


 KOP達の大声援を背に、司がコーナーアークにボールをセットする。


 そしてゴール前には拓郎とダンク師匠。


 おやおや、もしかして二人して身長差でホットナムの3CBに勝ってたりしませんか?


 こりゃ、得点の香りがプンプンしますぞ。と俺はCK時の指定席となったセンターサークル内でファン君のマークを付きながら高みの見物。


 拓郎、クラップさんから目を掛けられているうちに結果残せよ。マチャドさんそろそろ戻って来るぞ?


 そんな感じで右コーナーから司のアウトスイングのボールがジャンプした拓郎の頭にピンポイントに入った。行ったか!?


 しかし、ボールは僅かに逸れてホットナムのクロスバーを越えて行った……


 うーん、残念!!


 どうやら納豆カレーは決定力まで上げてくれないらしい。 


 すると今度はホットナムの反撃。


 中盤の底まで下がったハリルがボールを持つと、ファン君に縦パスを入れる。


 何の変哲もない縦パスだが、強靭なフィジカルでファン君がそれを納めると一気にホットナムの選手達がゴール前に押し寄せる。


 ファン君なら簡単にボールを失いはしないという信頼がそれをさせるのだ。ファン君にマークしながらも、他の選手の動きに目を光らせる。


 すると、中盤の底からハリルが前線まで走り込んでくる。随分と距離のあるワンツーをするもんだ。


 ファン君はハリルから供給されたボールをリバプールのゴール前でしっかりとキープしてからハリルにリターン。


 おいっ、拓郎、仕事だぞ。


 リバプール湾の鯱を引き連れながらリバプールのゴール前までやって来た得点王(ハリル・ケイン)


 ワンフェイク入れてから右足を振り抜くもここはしっかりと拓郎がブロック。


 シュートはゴールラインを割りホットナムのCKとなる。


 だが、ゴール前に鍵をかけるのは拓郎とダンク師匠。


 案の定、ホットナムのCKは拓郎に弾き返される。


 互いにチャンスを掴みかけながらも決定的な場面までは演出できず。


 そうこうしているうちにスコアレスのまま前半が終了した。


 EPLイングランド・プレミアリーグ 第36節 リバプール vs ホットナム・トットスターズFCの試合は0-0のまま前半を終了する。

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